頭皮のトラブル

(1)皮脂線異常分泌 皮脂腺分泌は小児期、老年期は少なく、思春期以後急激に増 え   ます。この後、フケ、脂漏性脱毛(頭皮における皮脂腺の分泌が異常に多い)

皮脂腺は毛包に開口するため、異常分泌により毛包や毛髪が障害を受け脱毛につながります。皮脂腺の異常分泌を起こす原因はいろいろ考えられますが、食物、自律神経、内分泌(とくに性ホルモン)の異常、胃腸障害、心身の過労など種々の要因が考えられます。 (2)フケ  フケは頭皮の角質が脱落したもの(角片)に皮脂の分解物や汗、空気中のゴミなどがまざり会ったものですしたがって誰にでも出るものですが異常に多いと問題になってきます。異常に多くなる原因として心身の過労、睡眠不足、運動不足、不適切な食事、胃腸障害、便秘、ビタミンB群の欠乏や更年期障害、頭部の不潔等があげられます。@ 湿ったカサブタ状のフケ(粃糠性湿疹、脂漏性湿疹)フケ症がさらに進むと湿疹を生じることが多く、遺伝的な体質も関係します。頭部に湿疹ができると、頭皮が赤くなりフケと言うより黄色ないし褐色のカサブタがみられます。炎症が著しくなることに伴ってにじみ出た浸出液(白血球、血漿、リンパ液など)のために潤滑するのです。こおいう湿疹が生じると痛がゆい感じがしますが、そのために頭部をかくとさらに悪化して二次感染を起こすことがあります。こいう場合皮膚科医の専門の治療が必要です。 

A  乾燥したカサブタ状のフケ(粃糠性皮膚炎) 頭皮は赤く、カサブタができることがありますが、湿疹に比べて乾いて色が鮮明で、かゆみがひどく湿疹に移行して長く悩まされることがあります。原因として洗剤、化粧品、による皮膚炎、ヘアダイやパーマ液のような科学物質が原因になって起る場合があるようです。

(3)かゆみ かゆみが起るしくみについてはいろいろな学説がありますが、現在有力な説は痛覚神経の働きによるものということです簡単に言えば痛みの軽いものがかゆみということになります。かゆみの原因には次のようなものがあげられます @脂漏 A外傷、その他の刺激による血行障害 B細菌の寄生、繁殖 C薬物、洗剤等の作用 D自律神経失調症 E内分泌異常(性ホルモン.甲状腺.副じん皮質等) F黄疸糖尿病.尿毒症.便秘等の症状があります。