返詩17



ごめん

ごめんなさい

悪かった


こんなにもたくさんの言葉があるのに

どれも意味を持たない


許して

どうか

戻ってきて


俺の脳裏に焼き付いて離れないのは

君の泣き顔だけ




空が蒼くて

海が蒼くて

そんな当たり前の事が幸せに感じる


君は言ったね

花が枯れなければいいのに


僕も言ったね

それならばドライフラワーで永遠に咲いていよう


少しずつでいいんだ

ゆっくり歩いていこう

焦らなくても時間は無限大にあるのだから




人はそれぞれの色を持っている


ひとつひとつの色

世界にふたつとないというのに


人は何かに憧れる

人は何かになりたがる


自分が持つ色に自信をもってもいいんじゃない?

私だけの色なんだから




残酷な言葉

冷たい視線


どれも僕が生み出したもの


唇を噛みしめて

小さな拳を握りしめて

そんなキミを僕は傷つけた


僕の体を吹き抜ける風と共に

キミが残した一言も体をすり抜けていった




無数のまあるい宝物

太陽に照らされ 虹色に輝くシャボン玉


生きているといろんな事がある


それが

悲しいことだったり

嬉しいことだったり


人の思い出はシャボン玉のよう

増えては消えて 輝いては廃れ


でも人生ってそんなもの

裏も表もあるのも素敵だと 私は思う


だって

今生きている この瞬間を

ただ“嬉しい”と感じることができるから