返詩2




「顔赤くなってるよ?」


そんな君が 愛しくて愛しくて

少し からかってみる


クスクスと笑う私を見て 君は少しムッとしたみたい


君の方に 引っ張られた 私の手

引き寄せられたせいで近づいた 君と私の顔

一瞬のうちに 奪われた 私の唇


「そっちこそ、顔赤いよ?」

・・・・君には負けたわ ホントに





ああしたらいいかな こうしたらいいかな

いろいろ考えてみた


でも 駄目だった


私は 私を助ける事が出来なかった

自分自身を失ってしまった


あぁ また独りぼっちね






貴方の心の画用紙は何色?


華やかな 赤色?

それとも 落ち着きのある 緑色?

う〜ん さわやかな 青色かしら?


どんな色だとしても 

きっと 貴方の画用紙は素敵でしょうね


でも 何だかあまりにも完璧すぎて 物足りないわ


そうね


ほんの少し

私色に画用紙を染めてみるのは どうかしら?




“好き”


そんな暖かい言葉でさえ

今日みたいな 寒い日には敵わないみたい


こんなにも あなたの事で

頭がいっぱいになってしまう私


きっと あなたが知ったら

呆れてしまうでしょうね


でも そんな自分が好きよ

何にも取り柄なんてないけれど

あなたを想う気持ちは 誰にだって負けないから


そうだ


こんな寒い日は

暖かいココアでも飲もうかな





それでも 前に進まなくちゃ


立ち止まっていても

何も変わりはしないでしょう?


立ち尽くすなんて

アタシらしくないもの


先に何があるなんて 分からないけど

アタシがアタシであるために

アタシがアタシでいられるように


まっすぐ前を見て

進み続けるんだ