返詩20



気がついたら 大人になっていた


会社に行って仕事して

疲れ果てて家に帰って

結局ベッドでぐっすり


ああ 頭が痛い

少し飲み過ぎたかな


薬をごくりと飲みながら

薄れる意識の中 ぽそりと


明日も残業かな

頑張ろうっと


そう思った




あの頃は毎日が辛くて

カレンダーにバツ印をつける度

【今日も一日が終わった】

ため息ついて 思ってた


でもね 私変わることが出来たの

あなたに出逢って毎日が輝いたの


あなたといると どんなことも

楽しくて 嬉しくて 愛しくて

こんなの初めてだったから

人をこんなに好きになったの初めてだったから


私はあなたなしじゃだめなの

いつまでもずっと

傍にいたい




俺のココロのすきま


風が吹く度 心がひやりとする

何をしても 何を見ても

心はぽっかり 涙はぽろり


空いてしまったすきまは

どうしようもなく俺を苦しめる


でも 君を想うとき

その時だけは 自然と心が温かくなるんだ




ふと こんなことを考える


ぼくはなんでここにいるのだろう

ぼくはなんで空を見上げているのだろう

ぼくはなんで生きているのだろう


ぼくってなんだろう


あ、ひこうき雲



あなたをすきになりました

どうしようもないくらい すきになりました


気がついたら あなたは私の全てで

気がついたら もう手遅れで


あなたの涙が見たくなかった

でも私はあなたの涙を拭うことすら出来ない


こんな無力な私でも

あなたの為だったら何でも出来る

たとえ この命を亡くしてでも


あなたは今幸せですか?

私は今 幸せです

とてもとても 幸せです