返詩28



過去は戻ってはこない
世の中の法則


こうやって今
過去のことを思っている間にも
刻々と時は過ぎていく


別に過去を振りかえることが
悪いわけじゃない
ただちゃんと前を向いて歩ければ
それでいい




この空の向こう
あなたは元気でいますか
笑っていますか


私はやっぱり寂しいです


いつも傍にいてくれたあなたの存在は
すっごくすっごく大きかったから


泣いても笑っても
あなたの温もりは傍にないもの


今はもう会えないあなた
今でも、私のこと、愛してくれていますか?




貴方の小さなかけらをいつも探しているの


貴方が好きだった物だとか場所だとか
触れる度に貴方を近くに感じた


いつかそのかけらを集めたら
貴方に会えるような気がして


・・・・・。
そんな訳ないのにね
そんなことしても虚しくなるだけって分かってるのに


私が望むものは
小さくて 大きすぎた


せめて想い出に変えさせてください
もうこれ以上我が侭は言わないから
貴方を想い出に変えさせてください




にゃあ


やあ、こんにちは子猫さん
元気かい?


にゃあ


僕は居場所を見つけたはずなのに
やっぱりひとりぼっちみたいなんだ


にゃあ


君もなのかい?僕と同じだね
ほら、空を見てご覧よ
世の中は乾いた砂漠のようでも
空だけはいつも綺麗なんだ


にゃあ


君の声も綺麗だね
子守歌のようだよ


にゃあ


一眠りして夜が明けたら
一緒に散歩でもしないかい?


にゃん


ありがとう子猫さん
おやすみ




ごめんね
私 貴方が思ってるような人間じゃないの


貴方の傍にいたいから仮面をつけてる
貴方の隣にいたいから嘘をついてる
貴方に笑っていて欲しくて偽ってる


ごめんなさい
好きなんです
幸せなんです


もう少しだけ
もう少しだけ いい人でいさせてください