返詩32



地球は本当に青いのだろうか


命を大切にしない人間が増えた今
地球は美しく輝いているのだろうか


自分のようなちっぽけな人間でさえ
そんなことを考えるようになったということは
少なくとも“滅”の道へと
地球が歩み出しているということではないだろうか


大切な人

自然
失ってから初めて
事実に気づくのだ


地球は青く美しかった と




絶交の二文字


ずっしりと重くて
涙が零れるくらい辛くて
私一人の身体じゃ耐えきれないくらいの大きさで


大切なものを失ったんだ
そうひんやりと冷える心の中でそう思った


もう何もかも無かったことにしよう
そうすれば私もあの子も貴方もみんなシアワセだろうから


なのに貴方は私の瞳を見て「ごめん」だなんて言う
なんでそんなこと言うのよ
別に貴方が悪い訳じゃないの
誰も悪くないの きっと
ただ どこかですれ違って戻れなくなっただけ


もう少しみんな大人になれたらよかったのにね
私たちはまだ子供すぎたんだよね


震える唇を噛みしめながら
「ごめん」と呟いた




「大嫌い」って言われた
大好きなあなたに


知らない内に泣いていた
にゃあと隣で猫が鳴いていた


私がんばるよ
今流している涙
無駄にはしたくないから


「大嫌い」を「大好き」に変えてみせる
「脆い私」から「強い私」になってみせる


全部すべては あなたの為に




星空は嫌い
果たされない約束を思い出してしまうから


貴方の笑顔も
貴方の裏切りも
貴方への愛も


この闇に吸い込まれてしまえばいい、と
輝くそれを睨み付ける
見つめて見つめて
涙を流してしまう


(そんなことをしても忘れられるはずがないのに、)




貴方を忘れません
譬えこの身が朽ちようとも


私は今日も笑ってます
いつしか貴方が望んだように


私 強くなったよ
貴方が去ってしまってからも
ちゃんと笑顔でいられるようになったよ


いつか貴方の元へ行くときに
「泣かないで。笑ってよ。」
だなんて心配させないから


I`remember you.
I do not forget you.


また会う日まで