返詩33



ドキドキする
まるで心臓が壊れてしまったかのように
ひとつひとつの出来事が
嬉しくて大切で宝物で


ああこれはまさしく
恋の始まり


愛しいと感じる
存在が言動が全てが
守ってあげたい
傍にいたい
愛したい
愛されたい


ああやはりまさしく
これは愛なのだろう




あなたからの返信がこない
たったそれだけでへこんでしまうのよ


嫌われちゃったのかなって
携帯ぎゅっと握りしめて
あなたからの返信をずっと待ってるんだから


好きって言葉を望んでいる訳じゃ無いの
別に期待も何もしてないから


そう自分の中で割り切っているはずなのに
メールの返事がこないだけで悲しくなる私


あきらめられないよ
あなたのこと




私を捨てるあなたが
憎くて憎くて
それでもやっぱり愛しくて


あなたが好きで堪らなかったの
あなたを失うなんて
手放すなんて考えられなかったの


歪んだ愛かも知れない
でも私は其れでもよかった


あなたの全てが欲しい
視線も気持ちも身体も全部


口に広がる鉄の味
赤い模様のついたワンピース
笑みを浮かべた私




好きなら「すき」と言葉にして欲しい
愛してるなら「あいしてる」と言って欲しい


言葉が無いからって
あなたの気持ちを疑ってる訳じゃないの


ただね
言葉にしなきゃ伝わらない時だってあるんだよ
口にしてくれなきゃ不安になっちゃう時だってあるんだよ


だからね たまにでいいの
毎日言ってくれだなんて思わないから
「すき」「あいしてる」
ちょこっとだけでいいから言ってほしいなあ




分かってくれてると思ってたんだ
理解してくれてると思ってたんだ


ホント我が儘で勝手だよね
君の気持ちなんて全然考えずに


君を傷つけた
きっと僕が思っている以上に傷を負わせた


ごめんな 素直になれなくて
ごめんな 大切にしてやれなくて
ごめんな 謝ることしか出来なくて