返詩41



嫉妬は愛情の裏返しだ


でなきゃ今俺は
君のメールをシカトなんてしてない


好きすぎるんだ 君のこと
手放したくなくていつも傍にいたくて
でもそれは非現実的な事で無理だってわかってる


君は今頃何を思っているんだろう
少しでも俺のこと想ってくれてるかな


ごめん、て返事でも送るか
最後に 好きだ、とも書いて




保護している一通のメール
削除しきれないままの一通のメール


そこには一瞬の喜びと懐かしさと
消えることのない永遠の虚しさと


携帯の画面が滲んでゆく
溢れ出すものは止まらない


ぼやけたその画面のように
想いも歪んで消えてしまえばいいのに




罪です
本当にその可愛さは罪です


隣に居るだけで嬉しくて恥ずかしくて
つり合ってるかな俺 だなんて思ったりして


まあこんなのきっと俺だけなんだろうけど


絶対に離さないよ
絶対に渡さない
誰にも負けないくらいに大好きだから




君が全てだった


僕の全てを 命をかけて
君を想っていた


“もしかしたら”
そんな淡い期待が頭を離れない
もう取り返しが付かないと分かっていても
君のことを想い また涙を零す


忘れられる筈ない
だって
君を忘れさせてくれるものが何も無いのだから




どうして気付くことが出来なかったの
あんなに彼は私のことを
何よりも大切に想っていてくれたのに


悪いのは私なのに
こんなにも胸が痛いよ


愚かな自分が情けなくて
でも
私が涙を流す資格なんてなくて


(会いたい、よ)