返詩42



この傷のひとつひとつは
僕の証


別に特別な意味なんて無いんだ


君を悲しませてしまったこと
君を泣かせてしまったこと
そんな僕の罰として


こんなにも君を傷つけて
自分も傷つけても


僕は君から離れられない
きっと永久に


ごめんごめんよ
君が居ないと だめになってしまうんだ




この身体で この足で
僕は歩き続ける


足の裏いっぱいに地面を踏んで
僕が今ここにいるという証を刻む


命の限り僕は歩き続ける


僕という存在を確かめる為に
大切なものを見つける為に




一度傷ついてしまったものは
二度と元にはもどらない


たとえ 復元されたかのように思えても
それはただの見せかけでしかなくて


一生懸命隠そうと忘れようとするけど
結局はだめなんだ
人間って脆い生き物だから


でもね 治すことは出来なくても
包み込むことは出来る
抱きしめてあげることは出来る


涙を隠さないで
ずっと笑っていてほしいんだ




笑顔の貴方
しゃがみこんだ私


雪と共に 白く消えてしまいそうだった
寧ろ消えてしまいたかった
私もこの世界も全部


赤いチューリップで染めた貴方
私が白く消えてしまうことから救い出してくれた


白は弱いの
放っておけば無くなってしまうの
赤に染まった私
少し強くなれた気がする


優しくて たまにキザな貴方を想うと
とてもしあわせ


今 貴方に 会いに行きます
貴方に花言葉と共に私の気持ちを贈ります


−−−大好きです




どういう意味なのですか
どうして謝るのですか


「ごめんな」だなんて


どうして泣いているのですか
私が原因で貴方を悲しませてしまったのですか


だから私の元を離れてしまうのですか
悪いところがあったら直します
貴方が大好きなんです
離れたくないんです


「ほんとにごめん」だなんて
言わないでください
涙を流さないでください



本当に泣きたいのはこっちなんだから