返詩46



あなたの傍に居たい
たったそれだけのことが私を動かしているの


恋って楽しいことばかりじゃない
辛いことだって悲しいことだってある


それでもね
やっぱりあなたが好きだから


傍に居たいの
傍に居させて


私はあなたに恋をしたことを
すごくすごく嬉しく思います




あなたは優しすぎる


どんなに私が悪くても
いつも私のことを庇ってくれて
ごめんねって
大好きだよって


気づかない内に
私は甘えすぎていたんだね


どんな時でもあなたは傍に居てくれたから
ぼくが居るよって
泣かないでって

ごめんなさい
中途半端なままで


あなたが好きだった
その真実は変わらないけれど
もうすぐさようなら


今までごめんなさい
今までありがとう




約束をしたのです
大切な大切な約束をしたのです


だからまだ消えてしまいたくない
彼が私を待っているから


“さようなら”と言ったら
寂しがり屋の彼は泣いてしまうかな


ごめんね
私もすごく寂しいよ悲しいよ


ほんの少しでいい
どうか私に時間をください神様


それが叶わないのなら
どうか彼が寂しい思いをしないように見守っていてあげてください
もう私には出来ないことだから


私はもうすぐ居なくなってしまうけれど
どうか笑顔を忘れないでね


寂しくなったら空を見上げてみて
いつも見守っているから




この空から雪が降ったら
きっと彼女と会えなくなってしまう


本当は精一杯生きて皺々のおじいちゃんになって
会いに行くつもりだったんだけど
どうもそうはいかないみたい


彼女はこんなにも早く会いにいくことを怒るかな
“なんでこんなに早く来たの”って
それでもきっと笑ってくれるんだろうな
“会いたかったよ”って


約束をしたのです
大切な大切な約束をしたのです




気が付いたら迷い込んでいた


何もかも分からなくなって
苦しくて悲しくて
もう 私は


こっちを見ないでよ
私だけが悪いんじゃない


その目で睨まないで
亡骸になってまでも私を苦しめないで