返詩51



全てが鮮明に見えたんだ
空も世界も何もかも


君の笑顔が見たいだとか
傍に居て君を守りたいだとか
柄でもないことばかり浮かぶ
自分でも笑っちゃうくらいに


君の言動ひとつひとつが可愛くて
瞬きをしたくない
見逃したくない


君と居る時間が永遠になればいいのにね
一緒に見上げる空も風もずっと傍に居てくれればいいのにね


君だからだよ
君だからなんだよ




ドキドキしているのは私だけなのかな


仕方ないことだって分かってるよ
でもねやっぱり
ちょっぴり悔しくて悲しいの


塗り替えられればいいのに
あなたの過去を


でも私がんばってみるよ
あなたを好きな気持ち 誰にも負けたくない


二人でこれから素敵な思い出つくろうね
過去を塗り替えられるくらいに
私とあなたで歴史をいっぱいにしようね




思い出は僕の心を救ってくれない


ただ胸に圧し掛かるようにして
僕を苦しめるだけ


いつの間にか僕の全てを締め付けて
身動きを取れなくする


息ができないよ
呼吸が止まってしまいそう


だから からっぽでいるんだ
何も感じないほうが楽だと気付いてしまったから


からっぽな身体にからっぽな心


(でも本当は思い出が ほしいんだよ)



いつだって消えてしまった


空ばっかりを一生懸命掴んで
結局は何も手に入らないんだ


夢の続きはいつ訪れるの


もう 散ってしまうよ
薄らいでしまうよ


夢が現になる日には
この空を手に入れることが出来るのかな


そうしたら
空のような君の元へも行けるのかな



素直じゃなかったね


強がるくせに照れ屋で
肝心なことが伝えられなかった


貴方の悲しそうな笑顔を今でも思い出すよ
私の言葉を聞きたかったんだよね


「一緒に居たい。」
「愛してる。」


言えなくてごめんね
すごくすごく後悔してる


伝えたいよ
あなたはどこにいるの


夢の中でもいいから
貴方に会えたらいいのに