返詩57



風が身を斬りつける
ああ、もう冬か。
ポケットに手をつっこみ アスファルトを蹴る


ふと零れだした溜め息の白さ
その靄をずっと見ていたくて


ああ
はき出した息と共に魂が出てしまいそう


伝うものを認めたくなくて
無理矢理に拭った頬は
焼け付くような痛みだけが残った



立ち止まって瞳を閉じてみる


不意にホットココアのじん とした温かさが思い出された
家に帰ってゆっくりココアでも飲もう。


ポケットの中の手は
もうすぐ温もりを取り戻すだろう




君の笑顔は私の原動力


君が笑うと私も嬉しくなるよ
心の柔らかいところが暖かくなる


_______ あの笑顔が私のものだったらいいのに


やっぱり考えてしまうよ
ちりりと心が焦げてしまう


でもね それでもいいの
君の笑顔が見れるなら


I want to see your smile,
(I love you.)



あなたのことが好きみたい


気づいてほしいよ
毎日あなたのことばかり考えているんだよ


いつの間にか
胸はあなたでいっぱいで
すごく 苦しいの


どうか私の視線を受け止めて
精一杯の愛を抱きしめて



もう辛いんです


君を見つめるのも
君を想うのも


私の胸は君に締め付けられて 縛られて
いつの間にか身動きが取れなくなってしまったの


私が私でなくなってしまいそう


今でも...
その続きは言わない
言ったら決心が揺らいでしまいそうだから




どうして私は君なんだろう


出逢わなければよかったのに
何度もそう思った


でもこの世に無駄なことなんて無いと思うの
この経験はいつかきっと自分の為になる


幸せな気持ちも
辛い気持ちも
私を成長させてくれるはずだから