幸明の徒然旅行記     ~韓国桜旅情~   

                          
はじめに!
一昨年の秋、「錦秋の韓国を訪ねて・・」と言うツアーに参加しました。
美しい韓国の紅葉の季節を堪能しました。その折、現地の方から
韓国の春の装いも最高に美しいと聞きました。特に南韓国の
桜のシーズンは素晴らしいとのことでした。
そんな訳で今回は、「韓国桜旅情」と題して、釜山、慶州の桜の名所を
3日間にわたり探訪しました。ご笑覧頂ければ幸いです。

                平成25年4月吉日   
 

 
  旅行日程(平成25年4月8日~10日) 

   第1日目(4/8)
   15:25 中部国際空港より空路、釜山(金海国際空港)へ
        到着後、街の至るところで桜を見ることができる慶州へ
   【花見ポイント: その1】 ◎世界遺産 半月城 
   【花見ポイント:その2】 ○膽星台(チョムソンデ)
   第2日目(4/9)
   朝食後、慶州観光へ
   【花見ポイント:その3】 ◎【世界遺産】仏国寺
   【花見ポイント:その4】 ○普門湖畔へ
   ☆紫水晶店に立ち寄り、昼食。世界最大級の桜の名所、鎮海へ。
   【花見ポイント:その5】 ○鎮海の桜見学 慶和駅、余佐川など
   その後、釜山へ
   第3日目(4/10)
   釜山観光
   【花見ポイント:その6】 ○海雲台桜通り
   海雲台(ヘウンデ)ビーチの絶景と見晴らしの良い桜並木の道
   【花見ポイント:その7】 ○南川洞
   釜山で最も有名な桜の名所!まるで桜のアーケードのような桜並木
   その後、空港へ。
   13:05 釜山より空路、帰国の途へ。 中部国際空港到着

   
        < 韓国南部地区地図 > 
                       
   
 


     

  
 
           
    いよいよ旅のはじまりです!   
 
  第一日目(4月8日)

  中部国際空港の出発ロビーに
       なぜか我が母校の名前が・・・、
  世界に羽ばたけの意味でしょうか? 
  後輩たちには、一層頑張ってほしいものです



KE754便 釜山行きです。

逸(はや)る気持ちを翼にのせて、空路釜山へ


   안녕하세요 ! (アンニョンハセヨ!)

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釜山(金海国際空港)着。 
バスに乗り換え、一路古都慶州へ
車窓から見る沿道の桜はまだ散っておらず、一安心。

 
慶州到着後、夕食会場へ。
 「大湖」というレストランにて、
 韓国料理「サムパブ」を賞味。

 野菜にご飯や具を包んで頂く
 健康料理です

           

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夕食後は半月城、夜桜スポットへ:
見事なイルミネーションに桜が浮かび上がっています。
 

 
 


  


 
 慶州は、新羅1,000年(BC57-AD935)の歴史の
中で政治・文化の中心として栄えた都です。

新羅は、韓国ドラマでお馴染の善徳女王という
女性の指導者を生んだことでも有名です。
左の写真は、その善徳女王が建てたという東洋
最古の天文台、贍星台(チョムソンデ)です。天井は
井型でそこから星を観測し、暦を作成したり、天気
予報なども行っていたとのことです。

右の写真は、氷の保管庫で、当時でも夏に氷を調達
できたとのことです.

ホテル着、ホテルはオンドル式の部屋に布団を
敷いて休みました。(写真はありません)

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  第二日目(4月9日)


朝食のレストランの周辺
を散策中に撮った写真です。   

 「韓国の桜を見ずして
  桜を語れない」と聞きますが
納得です。

慶州は、どこにいても桜を満喫
できます。

仏国寺(世界遺産):

2回目の訪問になりました。
仏の国に通じるお寺として韓国有数の寺院です。

山門は荘厳な感じがします。題字はかつての
大統領、朴大統領の筆によるものです。
一昨年の秋にも訪問しましたので、今回は説明を
省略します。
(その折の内容は・・・こちらをクリック)

仏国寺の境内には桜はほとんどありません。
むしろ、こぶしの花(写真左)が満開で見ごろを
迎えていました。
桜は一本だけ、鐘突堂の古木の桜が見事でした。


下の写真は、世界遺産、仏の国に通じる大理石
製の階段です。700年以上の歳月を経たもので、
一旦は崩れかけましたが、これも朴大統領が
修復し、世界遺産に指定されることになりました。

朝もやの中、霊験あらたかな空気が流れて
いました。    ・・・それにしても寒い朝でした。
 
 
     
 普門湖畔の桜めぐり:

   慶州の景勝、リゾート地・普門湖周辺の桜です。
   もう見事と言わざるを得ない美しさです。 
   何の説明の言葉も必要ありません。

            
      
        

 
昼食のビビンバもそこそこに韓国最大の桜の景勝地・
鎮海
に向かいます。

途中、車窓から見る桜並木は、ただただ見とれるばかり。
この桜並木の中、慶州桜マラソンが4月13日に開催
され、日本からも多くのランナーが参加するそうです。

日韓両国がいがみ合うのでなく、こういうイベントを通じて、
友好を深めたいものですね。
 
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   古墳公園(大陵苑):
 
 歴代王族の陵墓が点在する公園を訪れました。
 茶碗を伏せたような形をしています。二つの山
 の陵墓には、王と王妃が埋葬されています。

 墳墓のひとつが公開されていました。
 残念ながら、写真を撮ることができません
 でしたが、発見されたままの棺の様子や
 埋葬品の数々が展示されていました。

 公園内には多くの小中学生たちが見学に
 訪れており、その課外授業を行う先生の熱の
 こもった声が印象的でした。
 先生も生徒も、単なる遠足というよりは真剣
 そのものという感じでした。
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  両班(ヤンバン)村:
      
 朝鮮王朝時代の特権階級の
 自宅を再現した村を訪れました。

 古くから現存する家屋も
 大切に保存されています。

 今にも、王朝貴族が現れて
 きそうでした。
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 慶和駅の桜:

 韓国KTX(新幹線)の慶和駅の桜です。
 若干花の盛りは過ぎましたが、まだ見応えのある桜が
 残っていました。

 
   
 

     
  鎮海(チネ)の桜:

 鎮海は、戦前は日本の軍港があった町です。
 日本の軍属が多く住み、当時の日本人が多くの
 桜を植えました。
 戦後になって、桜は日本統治時代の名残だとして
 ほとんどの木は切り倒されました。
 しかし、その桜の原木の産地が済州島と分かった
 ことと、60年代に朴大統領が一大桜キャンペーン
 を行なったことにより、再び桜の植樹が行われ
 ました。
 本数は34万本にも及び、町は桜の木 埋め尽く
 されることになりました。今でも、「軍港祭り」が
 4月1日から10日間にわたり開催されます。
 
 鎮海の桜といえば、余佐川の桜と言われる
 ように、両岸から見事に川を覆い尽くします。
 両岸には屋台や土産物屋が立ち並び、
 にぎやかさを演出します。
 
 
この時期は韓国海軍司令部

基地内を市民に開放して、

桜見物を許可しているそうです。
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桜の町から釜山へ:

近代都市・釜山に到着しました。釜山は人口340万人
でソウルに次ぐ韓国第2の都市です。

 
 
夕食は海鮮料理、釜山の新鮮な
 魚介類がふんだんに使われて
 いました。

 レストランの名前が「大長今」
 なぜか猫が入り口で出迎えて
 くれました。
  

        
            

      
 
 ナイトツアー(オプショナルツアー):
 
釜山の繁華街での買い物と宴会を楽しみました。
ウイークデーでしたが、街中は活気がありました。
1,000円で13足の靴下の店は人だかりの人気
ツアーグループの希望者で屋台で大宴会が
始まりました。
でも、一番乗っていたのは、ガイドのお姉さん。
マッコリを一人で一本、空けたと言っていました。

その後は、海雲台(ヘウンデ)の浜辺へ。
浜辺から見るビル街や海に掛かった「広安大橋」の
遠景が綺麗でした。
                                    
 
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 第三日目(4月10日)

 朝、ホテルの部屋のカーテンを開けると、そこは綺麗な
 海岸が、迫っていました。 

 
  出発前のひととき、散歩に
  出掛けました。
  海岸から見る高層ビル群が
  目を引きました。

  韓国は地震のないことから、
  高層ビルも安心して 建てら
  れるとのことです
   さて、今回の旅も終わりに近づいて来ました。
   このあと、釜山の 桜名所を訪ねましたが、
   概ね今年の桜は終わっていました。
   KE753便にて帰国の途に・・・。 
   
    
                                 
 ご覧頂きましてありがとうございました。