代表的カクテルBEST20

これだけ知ってれば大丈夫。マスターの店でも注文できますよ。

 
マティーニ
MARTINI
数多くのレシピ歴を
もつカクテルの王様


その誕生以来「ドライほど粋」といわれ、ジンとベルモットの比率に関して数々のエピソードが生まれている。かの、ヘミングウェイは15対1の超極辛を好み、チャーチルはベルモットのボトルを眺めるだけで飲んでいたとか、そして私は3対1を好む。

  作り方
  1. 材料をステアする。
  2. カクテルグラスに注ぐ。
  3. オリーブを沈め、レモンをピールする。

レシピ

  • ドライジン 3/4
  • ドライベルモット 1/4
  • オリーブ 1コ
  • ピール用レモン
 
アラウンド ザ ワールド
AROUND THE WORLD
大陸の緑、海の青
パイン風味が魅惑的


飛行機の世界一周就航開航を祝して行われた創作カクテルコンクールの優勝作品。エメラルドグリーンが大陸の緑と海洋の青をそのままに美しくグラスに映える。パイナップルジュースの甘酸っぱい味が格別で、語る夢は世界をかけめぐる・・。

  作り方
  1. 材料をシェイクする。
  2. カクテルグラスに注ぐ。
  3. ミントチェリーを沈める

レシピ

  • ドライジン 4/6
  • グリーンペパーミント 1/6
  • パインジュース 1/6
  • ミントチェリー 1コ
 
シンガポール スリング
SINGAPORE SLING
世界で一番美しいシンガポールの
夕焼けの色

 


大富豪サマセット・モームが"東洋の神秘"と賛えたラッフルズホテルで、 1915年に生まれたカクテルの名作。トロピカルな味とムードに酔いしれるには最高のカクテル。アレンジが広くオリジナルと呼ばれるレシピが多い。

  作り方
  1. シュガーシロップまでの材料をシェイク。
  2. それを氷3〜4コ入れたコリンズグラスに注ぎ、ソーダを8分目位まで満たす。
  3. チェリーブランデーを静かにグラスの底に注ぎ入れる。
  4. フルーツで飾り、マドラーを添える。

レシピ

  • ドライジン 45ml
  • レモンジュース 20ml
  • シュガーシロップ 1tsp
  • チェリーブランデー 10ml
  • ソーダ 適量
 
ギムレット
GIMLET
フィリップ・マーロが
愛する辛口の逸品

「ギムレットには早すぎるね」(探偵フィリップ・マーローが魅力のチャンドラー作「長いお別れ」の一節)。そう、ギムレットは日盛りよりは、夏の夕暮れによく合う。クールでドライな一杯が、フレッシュなライムの風を運んで、だれた身体を蘇らせる。 gimletはコルク抜きに似たキリのこと。
  作り方

1.材料をシェイクする。
2.氷を1コ入れたシャンパングラスに注ぐ。

レシピ

ドライジン 3/4
ライムジュース 1/4
シュガーシロップ 1tsp

 
 
ソルティドッグ
SALTY DOG
西海岸の潮風を感じる
さわやかなカクテル

 


しょっぱい犬とは、イギリス船の甲板員をさすスラング。ベトナム戦争終結頃、アメリカの西海岸で大流行し、日本にもその波が押し寄せた。塩味と苦味が、汗をかいたあとの一杯にぴったりの味わい。

  作り方
  1. グラスを塩でスノースタイルにする。
  2. 大きめの氷を1コ入れ、ウォッカを注ぐ。
  3. グレープフルーツジュースで満たし、ステアする。

レシピ

  • ウォッカ45ml
  • グレープフルーツジュース適量
  • レモン(ハーフカット)1コ
  • 塩適量
 
モスコー ミュール
MOSCOW MULE
キック力の強さはまるで
ラバに蹴られたよう

モスクワのラバという名のキック力の強いカクテル。米国のウォッカのトップメーカーヒューブライン社が自社のスミノフ・ウォッカを売り出すために使って人気を博した。

  作り方
  1. 氷2〜3コ入れたタンブラーにウォッカとライムジュースを入れる。
  2. ジンジャービヤーで満たしステアする。

レシピ

  • ウォッカ 45ml
  • ライムジュース 15ml
  • ジンジャービヤー 適量
 
雪国
YUKIGUNI
北国の雪の下で
張るを待つ木の芽


1958年、サントリーカクテルコンクールで第1位の作品、 ”雪”でふちどられたグラスは雪国の冬そのもの。緑色のチェリーが、じっと春を待つ木々の芽のようで、心が和む。冷えたウォッカに甘酸味がマッチして体も少し暖まる。

  作り方
  1. カクテルグラスを砂糖でスノースタイルにする。
  2. 材料をシェイクして注ぐ。
  3. ミントチェリーを沈める。

レシピ

  • ウォッカ 2/3
  • ホワイトキュラソー 1/3
  • ドライベルモット 1/3
  • ライムジュース 2dash
  • ミントチャリー 1コ
 
スクリュードライバー
SCREWDRIVER
口当たりの良さは
レディ・キラーか

スクリュードライバーとはネジ回しのこと。油田で働くアメリカ人がウォッカとオレンジジュースをネジ回しで混ぜたのでこの名が付いたといわれている。
度数が強いわりに口当たりが良いので、アルコールに弱い女性はご注意を。
  作り方
  1. 材料をグラスに注ぐ。
  2. ステアする。

レシピ

  • ウォッカ 40ml
  • オレンジジュース 適量
 
ダイキリ
DAIQUIRI
キューバ生まれの傑作
A.クリスティにも登場

ダイキリはキューバにある鉱山の名前。19世紀後半、ここの坑夫たちが暑さしのぎに、身近な材料で作って飲んだのが元祖と言われる。シンプルながらも絶妙なバランスはカクテルの最高傑作のひとつに数えられている。A.クリスティ原作の映画「クリスタル殺人事件」では、毒入のダイキリが殺人事件に使われている。
  作り方


1.材料をシェイクする。
2.カクテルグラスに注ぐ。


レシピ
ライトラム 3/4
ライムジュース 1/4
シュガーシロップ 1tsp

 
バカルディ
BACARDI
ほんのり紅色でライト
ラムベースの傑作品

1933年、バカルディ社が自社製ラムをベースにダイキリをアレンジしたカクテルとして発表したもの。その後NYのあるバーが、他社のラムを使って「バカルディ」を作った、結局裁判ざたになったが、高裁の判決は「バカルディはバカルディ社のラムを使うこと」となった。こだわり続ける名門の味はじっくり堪能する価値がある。
  作り方


1.材料をシェイクする。
2.カクテルグラスに注ぐ。

レシピ


バカルディラム 3/4
ライムジュース 1/4
グレナデンシロップ 1tsp

 
ブルー ハワイ
BLUE HAWAII
街で楽しむハワイの風
トロピカルムード最高

ハワイの青い海と空、打ち寄せる白い波。グラスの中はトロピカルアイランドそのもの。プレスリーの名曲「ブルーハワイ」が聞こえてきそうだ。その曲をバックに主演する同名の映画はカウアイ島が舞台。
  作り方
1.ワイングラスかゴブレットにクラッシュドアイスを詰める。
2.材料をシェイク。
3.グラスに注ぎ、太めのストロー2本添える
レシピ
ホワイトラム 30ml
パイナップルジュース 30ml
レモンジュース 10ml
ブルーキュラソー 10ml
 
マルガリータ
MARGARITA
悲恋が生んだロマン
ティックなテキーラ

ロスのバーテンダー、ジャン・デュレッサー氏が、若き日、狩猟中に誤って撃って死なせてしまったメキシコ生まれの恋人マルガリータを想い、創作した作品。 1949年の全米カクテルコンテストに出品し見事入賞した。
スノースタイルの塩がテキーラの風味にぴったりマッチする。悲恋の涙の味なのか。
  作り方
  1. グラスはレモンと塩でスノースタイルにする。
  2. 材料をシェイクしてグラスに注ぐ。

レシピ

  • テキーラ 2/4
  • ホワイトキュラソー 1/4
  • ライムジュース 1/4
  • 塩 適量
  • レモン 1コ
 
テキーラ サンライズ
TEQUILA SUNRISE
M.ジャガーも愛した
情熱的な香味とムード

空をオレンジに染めて昇る真赤な朝日。グラスを光に透かして見れば息をのむほどの美しさだ。70年代、ローリングストーンズがメキシコ公演した折、M.ジャガーもすっかり魅了され、行く先々で愛飲したそうだ。テキーラ独特のシャープな香りがきいた、情熱的でエスニックな味。
  作り方
  1. グラスにテキーラ、オレンジジュースを入れる。
  2. グレナデンシロップを底に沈むようにいれ、軽くステア。

レシピ

  • テキーラ 30ml
  • オレンジジュース 60ml
  • グレナデンシロップ 2tsp
 
カルア ミルク
KAHLUA&MILK
カルアの甘い香りで
酒に弱くても楽しめる

カルアとはメキシコ原産のコーヒーリキュールのこと。原料はブルーマウンテンコーヒー。甘い香りのミルクコーヒーのような風味は、お酒に慣れない人でも親しめる。逆に強い人は牛乳を20mlに減らしてもらうとよい。アメリカではカルアが大モテで、コーヒーやココアに入れて楽しむ人が多い。
  作り方
  1. 氷2〜3コ入れたグラスにカルアを注ぐ。
  2. 牛乳で満たし、ステアする。

レシピ

  • カルア 20ml
  • 牛乳 40ml
     
スプモーニ
SPUMONI
ライトでさわやか
イタリアン感覚のカクテル

カンパリのルビーレッドとグレープフルーツジュースの黄色が輝くようなオレンジ色を作り出す。カンパリはローマオリンピック当時世界中に人気を広めたが、今再び、当のイタリアでカンパリオレンジとともにスプモーニが、そのライトさが大流行したとか。
  作り方
  1. 氷を入れたグラスにカンパリ、グレープフルーツ果汁を注ぐ。
  2. トニックウォーターで満たし、ステア。

レシピ

  • カンパリ 20ml
  • グレープフルーツ 20ml
  • トニックウォータ 適量
   
スプリッツアー
SPRITZER
ザルツブルグ生まれの
ライトでヘルシーな味

名前はドイツ語のシュプリッツェン(spritzen、はじける)から。オーストリアのザルツブルグ生まれというから、かのモーツアルトと ”同郷”。毎年夏に開かれるザルツブルグ音楽祭でも供されている。アルコール度が低いことからヘルシーブームにわく米国でも大いにもてはやされている。
  作り方
  1. 氷を入れたグラスに冷やしたワインを注ぐ。
  2. 冷やしたソーダで満たす。

レシピ

  • 白ワイン 1/2
  • ソーダ 1/2
   
キール
KIR
ワインとカシス、最高の
めぐり会いを楽しむ

フランスはワインの産地ブルゴーニュ地方ディジョン市。その市長キール氏が考案した。特産のワインとカシス(黒すぐり)のリキュールを使い、芳香豊かで上品な味わいを作り出した。まさに名品同士の最高の出会いというべきか。キール市長の偉業に感謝しつつ、今や世界の味となった食前酒に乾杯。
  作り方
  1. グラスにカシスを入れる。
  2. 冷やした白ワインを注ぐ。

レシピ

  • 白ワイン(辛口) 9/10
  • クレームドカシス 1/10
   
チェリー ブロッサム
CHERRY BLOSSOM
日本の春を代表する
桜の名前の付いたカクテル。

日本で生まれて世界中で楽しまれているカクテルだが、チェリー・ブランデーの甘さが強いためか些か人気が薄いのが残念。
  作り方
  1. 材料をシェイクする。
  2. グラスに注ぐ。

レシピ

  • チェリー・ブランデー 30ml
  • ブランデー 30ml
  • オレンジキュラソー 2dash
  • レモン・ジュース 2dash
  • グレナデンシロップ 2dash
   
サイドカー
SIDECAR
洗練された味が魅力
古典的カクテルの傑作

シェイクスタイルのカクテルの基本形。バラライカやXYZなど、サイドカーから生まれた名作カクテルは数多い。甘酸味の調和がとれ、ベースの風味もしっかり生きていて、美味。第一次大戦中、パリのバー経営者ハリー・マッケルホンがサイドカーで乗りつける将校たちに供したことから、この名が付いた。
  作り方
  1. 材料をシェイクする。
  2. カクテルグラスに注ぐ。

レシピ

  • ブランデー 2/4
  • ホワイトキュラソー 1/4
  • レモンジュース 1/4
   
オールド ファッションド
OLD FASHIONED
いつまでも愛される
古きよきアメリカの味


19世紀半ば、ケンタッキーのバーテンダーが競馬ファンのためにつくったカクテル。ゆえにウィスキーはバーボンでキメたい。フルーツや角砂糖をマドラーでつぶしながら自分好みの味をつくるのが楽しい。

  作り方
  1. グラスに角砂糖を入れてアロマチックビターズを1dash。
  2. クラッシュドアイスを詰めウィスキーを注ぐ。
  3. フルーツのスライスを飾り、マドラーを添える

レシピ

  • ウィスキー 45ml
  • 小さめの角砂糖 1コ
  • アロマチックビターズ 1dash
  • レモン、オレンジ、ライム 各1枚
 

 

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