お酒情報


第11話

ビールサーバー2 

 お花見のシーズンも終わりましたが、気候も良くなりこれからのアウトドアシーズンに欠かせないのがビールです。そのビールをお店の生ビールのようにおいしく飲めるのが「ビールサーバー」です。第7話でいろいろご紹介したビールサーバーですが、各社新型が発売されていますのでご紹介します。

 まずタカラの「Let's Beer Great」。大好評のビアサーバー「Let's Beer」のグレードアップした第2弾です。 ポンピングが電動になっており、指先一つワンタッチで、タップレバーをたおしてグラスにおいしいビールを注ぐことができます。 ご家庭で、お花見で、ピクニックで・・・・、いつでもどこでもお手軽にビアホール気分を味わうことができます。アタッチメントがついていて、ビール各社の380ml、500ml、1000ml、2000mlに対応できます。メーカー希望小売価格は3,980円ですが、量販店で3,480円で販売されていました。この「Let'sBeer」シリーズには、缶ビールをすぐ冷やせる「Let'sCool」、「Let'sBeer」と「Let'sCool」がセットになった「Let'sBeerDX」、もっとお手軽な「Let'sBeerMINI」があります。余談ですが、この「Let'sBeer」シリーズは、楽しい遊び感覚にあふれた商品を提供していこうというコンセプトのもとに企画された、タカラの「なんちゃって」シリーズの中の1アイテムで、このシリーズも今後が楽しみです。

             

 もうひとつは、象印マホービン「ステンレスビールサーバー ひえ樽サーバー BD−AS30」です。レバーを手前に倒すだけでビールが注げる簡単操作です。さらに、レバーを後ろに倒せば本格的な 「泡付け」 もできますので、ビアホール感覚の味わいをご家庭で毎日楽しめます。ビールの温度は 8℃ 以下が理想とされています。BD−AS30 型は、保冷力にすぐれたステンレスマホービンで保冷しますので、ビール初期温度が 5℃ の場合、約 1 時間後でも 8℃ 以下の飲み頃温度をキープします。注出時に炭酸ガスを使わない電池式なので、簡単で気軽に使えます。(アルカリ単 3 乾電池 4 本を使用。3 リットル樽で約 50 本分が注げるので経済的です。) マホービンの容器を本体にはめ込み、市販のビール樽を入れるだけで簡単にセットできますので、部屋の中だけでなく、花見やバーベキューなどのアウトドアでもすぐにビールが楽しめます。 (メーカー希望小売価格25,000円。量販店で17,800円で販売。)

         
     
 

注入

 

泡付け

 

 また、サンファミリー(兵庫県加古川市、電話0794・38・7006)からは、市販のビール缶でビアホールの雰囲気を楽しめる簡易型ビアサーバー「ビアスター」が販売されています。本体に付属の保冷剤をセットし、ビール缶(2g・3g)を取り付ける。缶のふたを開け、コックを装着して空気チューブをつなげば準備完了。空気ポンプを4〜5回上下させて空気タンクに空気をため、注ぎ口にコップを添えてコックを手前に倒すとビールが出てくる。保冷剤は冷凍庫で冷やして何度でも使える。価格は3,500円です。このような空気を送り込む簡易タイプは、今後も類似品が出まわりそうです。

 ところで、「キリン一番搾りどこでも生サーバー」を試してみました。最初のうちは泡ばかりになり、なかなかうまくいきません。注ぎ方にコツがいるようで、注入口にピッタリとグラスをつけ、上の写真のようにグラスを傾ける必要があります。また、通常より温度を低く(3℃〜5℃ぐらい)しておくことも重要なポイントです。その点、象印の「ひえ樽サーバー」は優れもののようです。肝心の味の方は、泡つけによりクリーミーな泡がのり、満足の味でした。一度どれかの機種でお試しください。(2001/5/10)