お酒情報


第12話

マイビール工房

 アサヒビール名古屋工場は、竣工30年を記念して、自分でビールを作る「アサヒビール工房」に2名1組で6組募集しました。私も応募したところ、300名の応募者の中から見事当選し、8月3日(土)、スナックいっぷくのマスターと行ってきました。
 当日は、まず工場見学のコースにもはいっている、理科の実験器具のようなものが並んだ部屋に通されました。ここで、昼食・工場見学をはさんで午後4時まで作業をしました。作業内容は、実際のビール製造工程の中の「仕込み作業」をマイビール工房のスタッフのアドバイスを受けながら行いました。仕込み作業は、仕込釜<麦芽の一部と副材料の米・コーン・スターチなどを煮沸します。>→仕込槽<お湯に麦芽を加えます。ここで液中のでんぷん質が麦芽糖(もろみ)にかわります。>→麦汁濾過槽<もろみを濾過し、透明な「あめ湯」状(麦汁)にします。>→煮沸釜<「麦汁」にホップを加えて煮沸します。ビール特有の香りと苦味が生まれます。>→麦汁冷却機<熱した「麦汁」を完全無菌の状態で冷却します。>という工程です。4リットル仕込み、できあがりは3リットルになります。仕込み後の醗酵、熟成工程はビール工房のスタッフにやっていただき、、9月21日以降に完成し、試飲します。
 作業は、例えば、50度から100度まで1分間に1度づつ上げていったり、90度を60分維持するというように、長時間、温度管理をする工程が続き、気を使い大変でしたが、作業工程の一つ一つが自分のビールの出来上がりに影響するとあって必死でした。1日仕事でしたが、集中力を必要とする作業が多かったので時間は短く感じました。また、久しぶりに物を作り出すという作業をして、心地よい達成感を感じました。当日はたまたま中日新聞の取材があり、記事は4日付けの朝刊に掲載されました。
 この企画は、ただいま9月分の募集をしているところです。ご興味のある方は応募されてはいかがでしょうか。きっと貴重な体験ができますよ。
問合せ先:アサヒビール名古屋工場 御案内係
TEL:052−792−8966
FAX:052−792−8967

 

中日新聞記事・マイビール試飲証明書