★DLさんの小樽旅行レポート 2005.2★


 皆さん、こんばんは。

 2月26日から27日まで1泊2日で小樽に行ってきました。
私は、前日から仕事で札幌に行ってましたので
26日朝11時にヒルトン小樽の1Fロビーで連れと待ち合わせ、さすがに、まだチェックインは
出来ませんでした。
「30分程度待てば部屋の用意ができます」とアシスタントマネージャーから言われましたが、
せっかく小樽まで来たんだから、近くの余市のニッカの蒸留所に行って見たくなり、ヒルトンでは、
ディナーの予約の確認と(2月にヒルトン小田原に宿泊した際、小田原を通じて「マリーナバー&
レストラン」の2月のナチュラルヒルトンコースを予約しておきました)翌日のランチの
「源氏」の鉄板焼きを予約、ついでにレストランの担当者の方にメニューを見せてもらい、
鉄板焼きと寿司の握りをアラカルトで食べることに決定。
さらにメニューにはなかったのですが、「八角」の握りをリクエスト。
担当者によると、週末でモノが入っているかどうかわからないけど、市場に問い合わせて探して
みるとの事。

 これらの段取りを10分位で済ませ、早速JRで余市へ。
JRは1時間に1本くらいしかないけどちょうど時間が上手く合いました。
小樽駅から一両編成のしかも「ワンマン」列車に乗り、3駅目が目的地です。

 ニッカの蒸留所は、冬で閑散としておりましたが、
見学できるところはほとんど見て周り、特に博物館にあった「なつかCM」は懐かしく見入って
しまいました。
その後、遅い昼食。
限定メニューの「ラムのワインシャブシャブ定食」を食べたのですが、これが意外と美味。
沸騰した赤ワインの中に最初に野菜を入れ、ラム肉をシャブシャブしてポン酢ベースのタレに
つけて食べるのですが、赤ワインのコクが、ラムの臭みを微妙に中和させて、おいしかった。
一緒に小樽産の白ワインを1本。
満足してヒルトンに 帰りました。

 その後、ヒルトンでチェックイン。
部屋はマリーナ側の禁煙ルームにアップ。
その他の特典は、朝食券、ドリンク券各2枚。
レイトチェックアウト15時まで。
部屋に入ると、ミネラルウォーターとフルーツや菓子が入った小箱等がありました。
部屋でゆっくり休憩した後、 夜は「マリーナバー&レストラン」。
コースは2種類あり、今回は9,240円のコースでメイン肉を6,930円のコースにあった蝦夷鹿背肉
の料理に変更し、下記のメニューです。

まずはアニューズ、その後
・礼文産真鱈白子のコンソメジュレ 芽葱風味
 紀州産蜜柑とポン酢のソルべを添えて
・鴨フォアグラのテリーヌ フレンチトースト仕立て
 唐辛子風味のと安保干柿添え ベルコラーダチョコレートソース
・噴火湾産帆立貝柱のソテー 寒縮み法蓮草と黒胡椒ニョッキ添え
 雲丹、トマトと発酵バター風味の軽いソースで
・青森・八戸沖で獲れた鬼虎魚のポトフ仕立て レモンコンフィ風味
 雪下で熟成させた越冬白菜と氷室大根と共に
・アールグレーティーグラニテ
・蝦夷鹿背肉の木の実風味のライブレット包み焼き
 根セロリのムースと共に フォアグラ風味のポワヴラードソース

そしてデザートは
・北海道ミルクジェラートのクロケット
 黒胡麻と胡桃のソースと共に

 ワインは最初がすっきり飲みやすいブラン・ド・ブランのスパークリング。
2本目は柑橘系でフルーツの香がするソービニオンブラン、最後は、メインの鹿肉にあわせ
赤のコートデュローヌグラス。

 料理はどれもこれも素材の味が生かされており美味。
特に、鴨のテリーヌのチョコレートソースは今まで味わったことのない組み合わせで楽しめ
ました。
このコースは毎月かわるそうです。
中身は小田原のコースに献立が似てますが、素材の良さの分、小樽の方が上かも。。。

 お腹一杯になって、レストランを後に、その脇のバーへ。
例のドリンク券を使って「ウォッカマティーニ」を1杯。
ちょっと水っぽくてイマイチ。
こちらは小田原の方が上です。

昼から飲みつづけてすっかり酔っ払い部屋に帰って熟睡 。


 翌日は7時起き、早速、ビュッフェへ、鮭のちゃんちゃん焼きも食べましたが、昼もあるので
程ほどにして終了。
その後、腹ごらしにタクシーで小樽の田中酒造天狗山のガラスステーションへ。
田中酒造の亀甲蔵では当然試飲。
やっぱり純米大吟醸かな。
朝一番で行ったのでちょうど米が焚けたところで、炊き立ての吟醸酒用のごはんも食べさせて
くれました。
そこで、純米大吟醸酒とミリンを買い、その後、天狗山へ。
そこでは冷酒用の徳利とクラスを購入。
小樽では「北一硝子」が有名だが、最近は中国で作っているらしいとタクシーの運転手が言って
ました。

 とんぼ返りでヒルトンに戻り、昼食。
源氏」では、まず、「八角」の刺身。
昨日リクエストして手に入れてもらったが、握りにするには小ぶりなので刺身にしてもらった。
食べるのは約15年ぶりです。
一口食べると、淡白で洗練された味わいの中にこってりした脂が甘く口に広がり絶品。
見てくれからは想像できない味で、これが食べられただけでも小樽に来たかいがありました。

 その後、アラカルトで鉄板焼き、「平目」「鮑」「鱈場蟹」を食べ、そしてこの掲示板でも話題に
なった「平取牛」の特選サーロイン。。。どれも最高。
特に鮑は一見すると小ぶりで「とこぶし」(?)見たいですが、味は濃厚で、ぎゅっと濃縮された
うまみがたまりません。
「平取牛」も脂甘味が、神戸牛の極上ものに似たおいしさで、くどくなく、いくらでも食べられそうです。
これらを堪能した後、仕上げに握りです。
「平目」「サーモン」「ぶどう海老」などに料理長おすすめの「にしん」。。。
どれもおいしかったですが、印象に残っているのは、「ぶどう海老」に「にしん」。
「ぶどう海老」は、味わいが濃く、うまみが口のなかではじけるようで飲みこめません。。
こんなにおいしい海老をたべたのははじめてです。
「にしん」も脂がのって上品な味わいです。
こんな握りは東京ではまず食べれれないでしょう。
ワインは全て白で3本。
昨夜飲んだスパークリングにリースニング2本(アルザスとニュージーランド)。
食事がおいしいとワインも進みます。
これだけ食べて飲んで費用は2人で32,000円ほど。
もう少し、東京から近ければ1ヶ月に1回くらいいきたいです。
次回は夏の「うに」を食べに行きたいです。

 満足してホテルを後にし、石原裕次郎博物館を見てから空港へ。
ラーメンと地ビールを飲み、その上、空弁も買いました。
買ったのは白老牛弁当。こちらも美味。
全てを食べ尽くした感じの小樽1泊2日でした。



  (2005.3に掲示板に投稿していただいたものを転載いたしました)