★DLさんのアチェンドのワインディナーレポート 2005.3★


みなさん、こんばんは。

私もワインディナーに参加しました。

 ホテルクワイエットさんが、メニューについて詳細にご報告されていますので、私は
その他の印象を報告します。

 ワインディナー参加者は約30名ほどで、ほどんどがカップルで、5〜6人くらいのグループ
が2組ほどとお一人で来ている方が1組(もしかしてこの方がホテルクワイエットさんかも?)
でした。
受付開始時間は18時30分からだったので18時40分くらいに行きましたが、まだ来ている方
は半分くらい、平日なので出足が遅いです。
席には、本日のワインディナーのワイナリ―から本日来ている方のサイン入り(?)メニュー
があり、このメニューは持ち帰り可です。
着席すると早速、シャンパンが注がれます。
正面のステージには、シャンソンを歌う女性と伴奏の女性が歌い始め、華やかな雰囲気を
かもし出します。
シャンパンはおかわり自由で、空になりそうになると、どんどん注いでくれます。
(結局4杯飲んでしまいました)
19時を過ぎても、まだ全員そろっていなかったのですが、レストランマネージャーの司会の
もとディナーのスタート。
まずは、ワイナリ―のダイレクターの挨拶。
もちろんフランス語ですが、途中から英語でスピーチ(通訳が日本語に訳します)それに
よると、シャンソン社は、ブルゴーニュ―でトップ5に入る大手のドメ―ヌで、現在は007で
有名なシャンパンメーカー「ボランジェ」の傘下に入っているそうです。
続いて、メニューにしたがって、東京ベイの総料理長のガベ氏の料理が出されます。

 料理等のコメントはホテルクワイエットさんが報告しているので省略しますが、今回の
料理は まず、先にワインのメニューが決まって、それに合わせて料理を考えたそうです。
ガベ氏は今はなき「マ・メゾン」の料理も指揮していたので、久しぶりに「マ・メゾン」の料理
を思いだし、懐かしく美味しかったです。
全体的に味付けが濃いのは、ワインと一緒に味わうというからでしょう。
(とくに今回は、ワインとの相性で、苦心されたと思います。)

 食事と共に、ワイナリーの方と直接、話す機会もあります。
今回の参加者は、あまりワイナリーの方と会話をするというより、食事の方に注力(?)して
いたので、私たちのテーブルにダイレクターの方を呼んで、ワインについていろいろと
質問等、話が出来て楽しかったです。
例えば、今回の白ワインの2種は同じシャルドネ種を使い、同じ製法で同じフレンチオークの
樽で作っているのに味わいがまるで違うのはテロワールの違いで、シャンソン社はそれを
重視しているとか、興味深い話が聞けました。

 それに関連して、赤ワインのジュブレ・シャンベルタンは、通常、ブルゴーニュになかでも、
エレガントで華やかな味わいで、繊細な女性的なワインなのですが、シャンソン社のそれは、
「スパイシー」でちょっと異質な感じがしたので、このことも質問したのですが、シャンソン社
では、あえて繊細な中にもスパイシーなテイストを追及しているとか。
もう少し詳しく聞きたかったのですが、惜しくもタイムアップ。。

そういう情報を頭に入れて、改めて料理をワインと共に味わってみると、また違った印象に
なり、ワインと料理のマリア―ジュの奥の深さを実感させられます。
メインの鹿肉の料理も、このシャンソン社の特異な(?)ジュブレ・シャンベルタンに合わせる
べく、ガベ氏が工夫した跡が感じられます。

このように自分達なりに料理やワインについて 「薀蓄」を語り合いながら、食事を楽しむと
いうのが「ワインディナー」真骨頂で、呑んベイにとってはこの上ない贅沢なひとときです。

ちなみに、ワインディナーの会費は一見高そうですが、相対的には普通にレストランで
楽しむより安いです。
今回もマネージャーに聞いたところ、10,000円 (内訳は、料理7,000円、ワイン3,000円)では
赤字で、18,000円くらいの内容とおっしゃってました。
実際、会計を考えずに、私もマルコネ4杯、ムルソー3杯、ジュブレ3杯、ヴォ―ヌロマネ3杯と
思いっきり飲んでしまいました。

もみさんも機会があったら、是非、1度、味わったらいかがですか。



  (2005.3に掲示板に投稿していただいたものを転載いたしました)