★ホテルクワイエットさんのイタリア旅行レポート(その1) 2004.12〜2005.1★


 29日からイタリアへ来ています。
前日は忘年会があったため、夜11時頃ヒルトン成田にチェックイン。
ジュニアスイートが改装中とのことで、普通のダブルにしました。
とりあえずバーバレルで3杯頂きました。
翌日はテラスで食事。相変わらずここの朝食はおいしくありません。

 11時頃チェックアウトして、成田空港へ。
お金のない私は、11月に予約をしておいた44000マイルの特典航空券のため、もちろんエコノミー。
でも、12時間のフライトは大変なので、非常口席をGET。
今日は雪が降ってきて(そのためかどうか不明ですが)機材が少し遅れました。
でも、雪の影響は少なく、割と早く出発できました。
予定より早く、29日18時にはミラノマルペンサ空港に到着しました。

 ミラノからは前回同様駅まではバスで移動です。4.5ユーロ(これが一番安いでしょう)
バスの半分が日本人という奇妙な状態でしたが、60分ほどでミラノグランドチェントラーレスタチオーネ
に到着しました。
そこからパークハイアットミラノへ移動なのですが、実は今回はサート頂いたので無料宿泊!
一番安いのは450ユーロでしたから、いやはや、お得ですねー。
しかも、前回はヒルトンミラノでしょぼい宿泊でしたので、期待感が募ります。
パークハイアットは当たり外れがあるといわれていますが、このパークハイアットミラノ、当たりでした。
ヨーロッパで、リッツをはじめ、セントレジスローマ、プランスドゥギャレ、フォーシーズンズジョルジュサンク、
様々な5Lクラスのホテルを見てきましたが、かなりよいです。
いずれにしても場所を知らないので(笑 )タクシーで、「ドゥオーモのガレリアの近くのパークハイアット」と
告げますが、運ちゃんも全然わからず。
住所を言っても不明。
「ドゥオーモとスカラ座の近くだよ」というと、「ああ、パークホテル」ね。だとさ。
だから、パークハイアットだって言ってるじゃないの。
前のローマでも、「セントレジスグランド」って言っても通じず(実は目の前まで来ていたのですが!)
「ああ、ルグランドホテルね」って感じだったので、なんと言えばタクシーの運ちゃんに通じるかは、
前もって聴いておいたほうが良いですよね。

 ホテルに到着後、すぐにチェックイン。
「よい部屋にアサインしましたよ」みたいなことを言われたのですが、あまり期待はせずにエレベータに
乗り込みます。
最上階の6階。おお、ひょっとするとひょっとするかも。
そして、エレベータからちょっと離れたお部屋に。
ICチップがついているカードキーでお部屋に入りますと、ビジネスホテルのように、カードキーを挿す
ところがあります。
なんだ。あんま広くないじゃん。
最初の印象です。
左側にトイレがありました。
ここで、「これが一つ目のトイレです」といわれたところで、「えーひょっとしてー」みたいな感じでした。
入った部屋は、バングアンドオルフセンのテレビ(リモコンが重いのです。セントレジスグランドローマも同じ
テレビだったなぁ)とソファー、デスクとテーブルがあります。
ウェルカムアメニティということで、赤ワインとフルーツが置いてありました。
ノートPCがあれば、インターネットもデスクで使えて、1分1ユーロ?24時間最大15ユーロでした。
この部屋は30平米くらいでした。
そして、その次の部屋はベッドルーム。2mくらいのキングサイズベッドでした。
ここには、オットマンつきのソファーがありました。
さらに、その奥に、ウォークインクローゼット兼バスタブ兼シャワーブース兼洗面台×2のお部屋がありました。
さらにトイレも含めるとおそらくここだけで30平米はあるでしょう!
そして、アメニティは__lauratonatto。1本150mlは圧巻です。
そして、翌日まで気づかなかったのですが、さらにその奥に10平米強のルーフベランダがあるのでした。
ここからドゥオーモの尖塔が見えます。
こんなところに最初に泊まってしまっては、翌日以降げんなりするんではなかろうか?という心配さえして
しまいます。

 さて、パークハイアットミラノでお食事タイムです。
大体において、最初の日はちょっと贅沢になってしまうものですが、今回もいつもの調子でどんどんといって
しまいました。
ザ・レストラン。一つしかないレストランですが、ここは典型的なイタリアンレストランです。
まずスプマンテを頂きました。種類は不明ですが、まあまあ美味しかったです。
まずカナッペが出てきました。内容はすっかり忘れてしまいましたが^^;
次はアペタイザーですが、サーモンとインゲン豆です。
イタリアにしては薄味でしたが、素材の味が活きた、よいお味でした。
3皿目はリゾット。ちょっと固めのリゾットはチーズをかけてとても美味しく頂くことができました。
ワインはまずフルボディのトスカーナ地方のシャルドネ。かなりしっかりした味でした。
二杯目は、バローロに似た普通はボトルしか出していないといわれた赤。
メルローなんですが、まるでカベルネソーヴィニオンのようなフルボディのワインでした(あとで気づきましたが、
これは1杯30ユーロ、なんと日本ならクリスタルが頂ける値段でした)。
最後は、バルバレスコ。
さすがにその前のワインがパンチがあったので、ちょっと印象が薄いですが、これも大変美味しく頂きました。
4皿目というか、ワインが残ったので、チーズの盛り合わせを頂きました。
もうこの辺で限界なんですが、ついつい食べてしまうんですよね。
で、最後はカプチーノとつけあわせのお菓子を頂きまして、しめて132ユーロ。
えらい高いディナーでした。
ソムリエと仲良くなって、4日に戻ってくるから、またそのときに!と言ってしまいました。
ってことはランチかディナーにいかなきゃならんってことか!

 さて、食事後に、さらにもう1杯ということで、ザ・バーで2杯ほど頂きました。
まずはブラッディマリーコレクションの中から、名前を忘れましたが、con シェリーということで、シェリー入りの
やつを頂きました。
パークハイアット東京のようにボストンシェーカーでシェイクして作ります。
でも、氷ごと注ぐので、ちょっと違いますね。
いや、外国人の作るブラッディマリーはスパイスが効きすぎですね。
もっとトマトの風味を活かした方がいいと思います。
でも、シェリーを入れることで、面白い味になりますね。
二杯目は、スパニッシュブランデー。
好きなんですよねー。翌日街場でこれを買うために、どこで売っているか、エノテカの名前を聞きました。
サンマルコ広場の近くにあるということでしたので翌日コンシェルジュに聞いてみます。

 さて、ここで酔って寝てしまっては、せっかくのパークハイアットが台無しです(笑
地下1階にスパがあるというのです。もちろん、エステみたいなやつもあるのですが、それ以外にも
普通にスチームサウナみたいなものがあると聞き、行ってみました。
トレッドミルも数台おいてありましたが、普通テレビは別途目の前とかにおいてあるのですが、
ビルトインというか、トレッドミルに付属で17インチくらいのテレビがついていました。
いやはやすごい。
で、男性用と書いてある扉をあけると、右手にロッカーがあり、左手に、あった、ありました。
スチームサウナです。
ここで、バスローブに着替え、サウナでゆっくりしてみました。
アメニティも、普通はヨーロッパのホテルにはない「髭剃り、歯ブラシ、部屋にあったシャンプー類のミニチュア
(っていっても60mlですが!)」などがありました。
もちろんこんな夜遅くに人はいないですから、ゆっくりシャワーを浴びて部屋に戻りました。
ちなみに、リッツとか東京のパークハイアットは部屋からバスローブで行くのはOKなんですが、ちょっと
よくわからなかったので、ちゃんと着替えてから戻りました。
ちなみに、スパですが、24時間オープンなんですねー。
それがすごいところです。ミネラルウォーターも自由に飲めます。

 お部屋に戻り、ネットでグリーティングカードをひたすら送り、就寝。

 ダイヤモンドなので、翌日のコンチネンタルブレックファストは無料です。
今回はルームサービスで頂くことにしました。
オレンジジュースとクロワッサン、デニッシュをいくつか、カプチーノを頂きました。
オレンジジュースはまあまあ。
カプチーノも特別美味しいわけではありませんでした。

 食事後、シャワーを浴びて、街をぶらぶらしました。
まずは、例のエノテカへ行ってみます。
エノテカというよりも、倉庫みたいなところでした。
びっくりしたのは、日本人が働いていたこと。
彼にスパニッシュブランデーがあるかどうか尋ねると、最初はないって言ってましたが、あきらめてバローロ
を物色しているころに、「いや1本だけありました」だと。探しているものとはちょっと違いましたが、まあない
よりはましと思い、購入。
バローロも1本買っておきました。
しかしいまユーロ高なので、ちょっと損している気分です。
スカラ座に並んでいる人を横目にドゥオーモ経由でホテルに戻ります。
コンシェルジュに、昼食のおいしいところを聞いてみました。
スカラ座の裏手、ブレラ通りに入る手前くらいに、IL CORIANDOLOというお店があり、そこを紹介されました
ので、予約して行きました。
シーフードの前菜とスパゲティ(ボンゴレ)を頂きましたが、中の上といった感じでした。
でも、パンは美味しかったです。
パリで頂くクロワッサンと比肩するほどですね。
本当はノンスモーキングといったのですが、どうやら、「スモーキング」と聞き間違えたらしく、灰皿のある席に。
でも、それがきっかけで、スウェーデン人と知り合いになりました。
3泊でミラノに来ているそうです。
いやぁヨーロッパにいるとそういうことができるんですね。
彼も、ホテルのコンシェルジュに薦められたそうです。
まあキックバックがあるのかもしれませんね。
でも、ボッタクリレストランでもなんでもありませんから、ミラノに行ったら試してみてください。

 さて、部屋に戻りチェックアウトしました。
チェックアウト後、タクシーを呼び、駅へ。行きよりも近かった気がするのは気のせいではなく、金額に現われて
いました。
荷物がなければ、地下鉄で行くのですが・・(チップ込みで10ユーロ弱でした)



  (2005.1に掲示板に投稿していただいたものを転載いたしました)