ハウステンボス旅行記 2002.2
準備編 1日目 2日目,マイレージ


◆1日目:2月16日(土)◆                               

<空港へ>

大阪には前日の夜に到着した.
以前,関西に住んでいたことがあり,難波はなつかしい街である.
若い頃は(!?)ミナミのディスコに通っていたのである...
アジア系の旅行者が私達にガイドブックに載っていた道頓堀のネオン街の写真を示して
どうやって行ったら良いか聞いてきた.
やっぱり,ミナミはネオンがギラギラしているのが似合う街だよなー.
久しぶりに夜のミナミを満喫することができた.刺激があって,楽しい場所である.
ホテルはもろ繁華街の中にあり,遊ぶのに便利であった.
しかし,ホテル内は静かだったのでゆっくりくつろぐことができた.

さて,飛行機が9時台ということで,早起きして高島屋近くの空港バス乗り場へ向かった.
このバス停から伊丹空港へ行くのは初めてであるが,思ったよりも早く到着した.

まず,空港のレストランで朝食をとり,向かいのJASショップでスッチー姿のミッフィーの
ミニ縫いぐるみがあったので買う.
ハウステンボスも大きなミッフィーショップがあるので,今回はミッフィーグッズ買いの旅になりそうである.

長崎行きの飛行機は修学旅行の生徒も乗っていたこともあり,満席であった.
約1時間で長崎に.とても早い.


 

<ハウステンボスへ>

空港からハウステンボスへは,バスと船の両方で行くことが出来る.
私達は正門で入場券をもらわないといけなかったので,バスで行くことにした.
海沿いのクネクネした道を通ってようやく到着!

窓口で差額を払って,入場券からパスポートにしてもらう.
チェックインまで時間があるので,とりあえず園内バスに乗り,ホテルへ行き,
荷物だけを預けることにした.


 

<昼食>

お腹が空いたので,まずはお昼を食べることに.
やっぱり,オランダ料理ということでワールドレストラン街にある「ロード・レーウ」に行く.
ちょうどお昼過ぎで,店内は満員であった.
外の運河沿いであればすぐに座れるということで,外で食べることにする.
チューリップのプランターもたくさん並べられており,運河も見れて良い雰囲気である.
本当のオランダもこんな素敵な風景なのであろうか.
ただ,さすがにまだ2月ということで,コートを着ないと寒い.
私達はボトルワインとチーズフォンデュセットを頼んだ.
オランダ特産のゴーダチーズのフォンデュで大変美味しかった.

景色も良かったので,2時間くらいまったりしてしまった.

 

<散策>

食事の後は高さ105メートルのドムトールンへ登り,ハウステンボスの全景を眺める.
そして,散歩がてらミッフィーのお店「ナインチェ」経由で正門へ.
ここのミッフィーのお店は国内最大のミッフィーショップで,ハウステンボス限定グッズも売られているのだ.
去年9月に来た時は,ミッフィー好きの妹とたくさんグッズを買ったものだ.
特に,木靴をはいたミッフィーは愛らしく,私の大のお気に入りである.
またキンデルダイクのチューリップ畑が素晴らしい!
風車とチューリップの光景はいかにもオランダ!という感じである.
「花畑のカフェ」 がオープンしていたが,ロケーションも良いので人がいっぱいで座れず涙を飲んだ.

私達が正門まで来たのは,ホテルヨーロッパへクルーザーで乗り込みたかったからなのである.
まだクルーザー出発まで時間があったので,「テディベアキングダム」へ.
ここは,世界中から集めた由緒あるアンティークベア250体を中心に,国内外のアーティストベア,
メーカーベア,トレジャーベアなど1500体を収集・展示しているのである.
とにかく,よくぞこれだけ集めたなと感心してしまう.
憧れのシュタイフ社のベアもたくさんあり,「かわいいー」を連発してしまった私であった.
夫も喜んでクマと記念撮影をしていた.


 

<チェックイン>

さて,ホテルヨーロッパ専用クルーザーに乗り込む.
このクルーザー(一般のもそうであるが)はチューリップなど植物のプランターも載せられており,
乗っていて気持ちが良い.
結局,クルーザーには私達の他に2人しか乗っていなかった.
ハウステンボスの街並みを眺めながら,ついにホテルへ.
欧風の優雅な造りのホテルの中にゆっくりと進んで行く.なんか,お金持ちになった気分である.

  

到着後,フロントへ.
お部屋に案内される前にウエルカムドリンクのサービスがある.
一息ついた後,部屋に案内してもらう.
601号室でちょうどスパーケンブルグの港が見える角部屋.
花火がちょうど見える絶好の場所である.
しかし,私達はディナーの予約をしたので,残念ながら見られないのであるが...
部屋はとにかく広い.
バスルームにはシャワーブースもあるし,バスタブもけっこう深めでゆっくりくつろげる.
ちょうど昼間は日差しもはいり,まったりしたお風呂タイムを過ごすことができる.

夕食の予約は18時からであったが,お腹も空いたし,もう少し早めてもらおうとレストランに
電話を入れ,17時からにしてもらう.
また,翌日の朝食はお部屋で食べられるということで,紙に注文を書いてドアノブにかけておいた.


 

<エリタージュ>

いよいよエリタージュでのディナー.
17時にホテルの入り口で待っていると,クラシックカーでのお迎えが来ていた.
短い距離なのであるが,別世界に来たような気がする.
さて,迎賓館入口に到着.店員の出迎えを受け,まずはゆったりとしたソファのある
ウエイティングルームで,優雅にシャンパンを飲みながらメニューを決める.
男性の方のメニューには値段が書かれているが,女性の方には値段が書かれていないのである.
いろいろ悩んだ末,ちょっと値の張った「La Grace」コースに決定.
その後,ソムリエが来てお酒の相談をすることに.
私達はボトル1本では足りず,メインの前に無くなってしまう.
でも2本は多いかな..という話をしたら,初めに白のハーフを飲んでその後,
赤のフルボトルはどうか,という提案があったので,そうすることに.

そして,階下のダイニングルームへ.
私の席には赤いバラが一輪置かれていた.素晴らしい演出!
さて,メニューは以下の通り,近海産タイのフュメと季節野菜のマリネ トリュフ風味,
カナダ産オマール海老のジュレ ハウステンボス風,クネル入りフサンス産仔鴨のスープ 伊万里葱風味,
ラングスティーヌとアワビの蒸し煮 エストラゴン風味,ライムのグラニテ,長崎牛フィレ肉のポアレ 
赤ワインソース,季節のサラダ,フランス産ナチュラルチーズのいろいろ,エリタージュ特製のデセール,
かわいい小菓子,コーヒー.
食器はすべてロイヤルコペンハーゲンであった.

赤ワインはデカンテーションが必要なもので,ラスベガスのアンドレズ以来2回目ということで
興味深く見てしまった.
とにかく,どの料理もおいしいし,盛り付けも工夫されており,ハウステンボス風に
風車を形どったものもあった.量はちょうど良いくらい.
でも,お腹が一杯になるのを恐れてパンはほとんど食べなかった.

チーズを食べる頃,花火が打ち上げられていた.
窓際のテーブルではなかったが,少し見ることができた.
あまりにも素晴らしかったので,デザートワインもハーフボトルを頼むことに.
結局,お店に3時間以上まったりと過ごしてしまった.それほど,居心地が良いのである.
さて,お会計...なんと調子にのってお酒を飲んだこともあり,8万円近くかかってしまった...
ほとんどがお酒代なんだけど...車が来るまでソファに座って待つ.
再びクラシックカーに乗り,ホテルまで送ってもらった.
まるで,夢のような世界であり,ホテルに戻ったら魔法がとけたようであった.
あー,もうこんな素晴らしい食事は一生できないだろうな...
でも貴重な体験ができて良かった.


 

<カジノへ>

食後の散歩を兼ねて,フォレストヴィラにあるカジノバー「ジャックポット」へ.
ここでは入口で現金をチップに換えて遊ぶことができる.
ルーレット,ブラックジャック,スロットマシンがあり,多くの人で賑わっており,
テーブルに座るのは大変であった.
バカラのテーブルもあったがクローズされていた.
カクテルを飲みながらルーレットとブラックジャックで少し遊んだ.
こんなところでカジノができるなんて思いもよらなかった.けっこう良い雰囲気であった.

 

<就寝>

さすがにお酒もたくさん飲んで眠くなったので,部屋に戻ってすぐに寝てしまった.