ラスベガス旅行記 2001.8
準備編,往路,ホテル カジノ 食事・お酒,復路,マイレージ


◆食事&お酒◆                                     

 今回,これに注力し,地の利を生かしてグルメレストランがたくさんあるマンダレイベイ中心に
食べ歩きした.
また,憧れのピカソにも行った.
おかげで,懐は少なくなった一方,体重が増えた.
主なお店は以下の通り.

ピカソ ( 地中海料理,ベラッジオ)

 予約が困難だというレストランだが,カード会社経由で予約を試みたところ,
この旅行期間中はいつでも予約がO.K.とのことで18:30からにした.
リクエスト通り,湖に近い席が確保されていた.
ちょっとここからはピカソの絵は遠くなってしまうが...
$85のコースを頼み,$48を加えて料理に合ったグラスワインを供してもらった.
その他,食前酒として,夫はシェリー酒,私はラムベースでおまかせカクテルを作ってもらった.
グラスにシナモンシュガーがまぶしてあっておいしい!
料理はどれもおいしかったが,ワインとの組合せがどうかというのは素人の我々には
よくわからなかった.
ただ,フォアグラにリースリングの超甘ワインがとても合うということがわかり,感動した.
残念なことにデザートはいま一つ.バフェのパティシェを呼んでくればいいのにねー,と話していた.
ガイドブックにお手洗いも必見!と書いてあったので,ミーハーな私は中座して行った.
個室内にあじさいのドライフラワーが大きな壷に飾られていて,確かに素敵なトイレだったが,
別に無理して行くこともないかな,と思った(私が何か見落としているのかもしれないが..).

 また,このレストランでびっくりしたのは,あれだけ高価な美術品がさりげなく至る所に飾られており,
客は特に気にせず食事をしているというところである(キョロキョロしていた私達が貧乏くさい!?).
おばさん達の集団は大きな声でゲラゲラ笑っているし,これじゃあ,ありがたみがない!という感じである.
また,店内が賑やかなので,噴水ショーの音楽も全然聞こえなかった.
それであれば特に,レイクビューにこだわらなくてもいいかもと思った.

 結局,請求は$350程だった.ほとんどがお酒代というのにはびっくり!
でも,とても満足な食事だった.


 

ハウス・オブ・ブルース (アメリカ南部料理,マンダレイベイ)

 平日の19時頃に行ったのだが,20分待ちということで,ポケベルを渡された.
ただ,店内でないとベルが鳴らないということで,グッズを見て待っていた.
この時,IDを預けなければならず,パスポートしか持っていない我々は,
パスポートを預けるはめになった.
こういう時に国際免許証を持っているといいのかも...

 15分程でベルが鳴り,ジャンバラヤ,サラダ,お酒を注文した.
ジャンバラヤは,以前食べたMGMのエメリルズの方が私の口に合ったが,まあまあ美味しかった.
サラダはエビなどのシーフードがマヨネーズで和えてあり,それが分厚いタコシェルの上に盛ってあり,
見た目にも面白く,味もなかなかだった.

 

ザ・ヌードル・ショップ(中国料理,マンダレイベイ)

 24時間営業のお店.初日に行き,夫はチャーシューめん,私はワンタンめんを頼んだ.
ワンタンはエビがたくさん入っておりプリプリしておいしかった.
ベラッジオのNoodlesと甲乙つけがたいと思う.

 

ラッフルズ・カフェ(カフェ,マンダレイベイ)

 同じく24時間営業のお店.外が見えるのが嬉しい.
店内もトロピカルムードで,南国の島にいるような気分になる.
夫はマンダレイバーガー,私はチーズ&ハムサンドを食べる.
周囲の人達はボリューム満点の料理が運ばれていた(特に,オムレツの大きさにはびっくり!)ので,
覚悟をしていたが,それほどでもなかった.
しかし日本に比べると量が多い.
味もまあまあ.オレンジジュースが美味しかった.

 

ロック・ロブスター(シーフード,マンダレイベイ)

 お昼に行った.ボーダーズグリル(メキシコ料理)か悩んだが,結局,こちらにした.
入口には水槽があり,たくさんのロブスターが...
これを見てロブスターが食べたくなり(何と残酷!?),ロブスター巻きと
ロブスターサラダを頼んだ.
ロブスター巻きはアメリカのお寿司でよくある“裏巻き”タイプで,
ロブスターの歯ごたえもあり,とても日本人の口に合う.
ロブスターサラダはロブスター以外にブルーチーズ,
オリーブ,ベーコン,トマト,アボカドなどがドレッシングで和えてあるが,飽きやすい味だった.
結局,アボカドを醤油につけて食べるのが一番よかった..
フローズンカクテルのマンゴが美味しかったが,店内はエアコンがとても効いており,
上着の必要性を感じた.
また,ここのカウンターにはベルトコンベアがあり,お寿司が回っていたが,
誰にも食べてもらえることはなかった..
でも,ロックが鳴っている回転寿司屋はインパクトが強かった.
ちょっと値段は高めかな(まあホテル内だから仕方ないか..)


 

トラッテリア・デル・ルポ(イタリア料理,マンダレイベイ)

 ウルフギャング・パックの初のイタリアンレストランで,パックファンの私にとって,ここは注目.
昼寝をしすぎたため,お店に着いたのが19:30頃でちょうど多くのお客さんが待っていた.
15分程待てばO.K.ということだったので,その間,向かいのラムジャングルと
レッドスクエアの店頭メニューをチェック (残念ながらこれらのお店には行けずじまい).
赤のカリフォルニアワインをボトルで頼んだ後(実はこの旅行中,毎日ボトル1本を軽く空けていた),
夫はナスときのことトマトのペンネ,私はミラノ風ポークカツを頼む.
このカツは絶品!おすすめである.
カツの上にルッコラなどのハーブが載せられ,周りにはトマトと黄ピーマンをダイズ状に
カットされたものが散りばめられて,見た目にもきれい.
夫はウィーンナーシュニッチェルみたいだねえ,といいながらたくさん食べていた
(彼はカツ好きで,ウイーンに行った時にも巨大カツを平らげていた.
私が思うに,口にしなかったものの,絶対こっちのメニューをうらやましく思っていたに違いない!).
そしてデザートはクリームブリュレ.これも最高!
それにしてもカロリー高いものばかり選んでしまった...


 

オレオール(アメリカ料理,マンダレイベイ)

 巨大ワインセラーが売り物のこのお店,ダメもとで聞いてみたら予約なしで
すぐにお店に入ることができた.
平日だったのが幸いしたのか...$55でFirst Course,Main Course,デザートから1品ずつ選択.
各5種類以上はあったであろうか,とても悩んだ.
また,英語力が乏しい我々にとって,何が出てくるかはお楽しみといった感じで,
ラスベガスでの食事はスリリングである.
カリフォルニアの赤ホトルワインを注文した後(見栄を張って$80くらいのものを頼んでしまった.
でもこれくらいが最低なのである),贅沢な夫は, First Courseにツナを選び,
$20追加でキャビアのトッピングを頼んでいた.
これは生のマグロが巨大なプリン型で成形されたものだ.
これだけでお腹いっぱいになりそう..その上に1/4オンスのキャビアが...これが$20!
私は今まで友人の披露宴に出されたキャビアしか食べたことがない.
食べてみると...何と味わい深いものだろうか!“卵”を実感することができる.
今まで食べたキャビアと全く異質のものであった.
そのうちにカジノで勝ったら,キャビアをたらふく食べるぞ!と心にちかった私であった...
 私はFirst Courseにロブスターのミネストローネである.
貧乏くさい私はロブスターという字を見つけるとついつい頼んでしまうのである...
これは,味が濃く,最初は今一つと思ってが,飲んでいるうちにそれなりだった.
これを食べている時に,時々,巨大ワインセラーでお姉さんがロッククライマーのごとくワインを
ピックアップしている.
私たちが頼んだのは安物だったから,あんな風にしてもらえなかったよなー,
一体,どんな高級ワインなんだろう..


さて,Main Courseの登場.
夫は牛フィレ肉の炭火焼,私はトリ肉のグリルであった.
さすがアメリカ,牛肉の大きさにはびっくり!こんな高級レストランでも迫力満点.
見ているだけでお腹がいっぱいになってきた.
トリ肉の方はこれに比べてこじんまりしている(といっても比較の問題だけであって,けっこうすごい!).
二人とも無口で料理と格闘を始めた.結局,ほとんど食べた.
こんな風に書くと,味は?と思うかもしれないが,肉質も良く,おいしかった
(最後には味わうほどの余裕はなかったが).
さて,デザートである.夫はまた$5追加でフレッシュフルーツのラズベリーを選択した.
私もフルーツに逃げたいところであったが,やはり,チョコレート系デザートで攻めることにした.
頑張れ!別腹さん!
チョコレートはアイスクリーム,ムース,スフレの3点セットであった.
なぜアメリカ人はスフレが好きなのだろうか?
私はチョコレートケーキがいいのに...と言いながら,結局,スフレを半分残す.もう限界.
夫はボール一杯のラズベリーを嬉しそうに食べていた(この後,私達は半日以上,
何も食べれなかった).

 その他,MGMのフードコートで浜田の天ぷらうどんを食べたり,
バリーズのカフェでクラムチャウダー&チキンウィングス&赤ワインを頼んだ.
今回も,バリーズの店員は私にIDの提示を求めた.
私ってそんなに若く見えるのかしらん?そんなことはないと思うけど(でも嬉しい!)...


 

◆復路◆                                         

<ホテルからマッカラン空港へ>

 7:30発の飛行機だったので,ホテルを5:30頃にチェックアウトし,
タクシーで空港に向かった.
タクシーの運転手は日本のプロ野球にも詳しい人だった.
アメリカウエストだったので,お店も少なくゲートが寂しかった.

<飛行機>

 ロサンゼルスの待ち時間が長かったが,結局,一睡もしていないこともあり,
座ってボーっとしているうちに搭乗開始.
行きと同じく二階席の一番前でゆったり..とするはずであったが,
後ろの座席のリクライニングが壊れたらしく,二人掛かりで修理をしているがなかなか直らない.
その座席の人は居場所がなく困った様子.
おまけに,オーバーブッキングがあったらしく,5名のボランティアを募集.
1000ドルのバウチャーがもらえるらしい,もちろん,翌日空席があればビジネスで帰れる.
一瞬,その気になったが,夫に「今回はビジネスなんだから,ああいうのはエコノミーだったら即,
志願するけど...」と言われ,
ふと私はビジネスの客だったことを思い出す.
でも2人で2000ドルだよ!楽勝でプラスで帰国できるじゃん...と少し心残りであった.
座席の修理もようやく終わり,45分遅れで離陸.
食事の後は,熟睡...しまった!アイスサンドを食べそびれた!
でもこれでノースウエストのマイルも全部使ったし,もうただビジネス旅行はないんだろうな...

 

◆マイレージ◆                                      

今回はマイルを使った特典旅行だったので90,000マイルのマイナス!
これで,今まで貯めたマイルがほとんど無くなってしまった.
ただ,今後,便利な関空発の便が運休になるので,ノースウエストの利用は
なさそう...
せっかくエリート会員になって快適な旅行ができたのに大変残念.
次回からはラスベガス直行便のあるJALでゼロからの出発かな...
(しかし,夫は引き続きノースウエストのショッピングマイルを貯める予定)