道根(どうね)往還(岡崎市)
道根(どうね)往還は、岡崎東公園入口付近の「欠の三本松」から東へほぼ一直線に進み、「鍛埜の五本松」まで行く山道を言い、作手に抜ける往古の重要な道として昭和10年頃まで人の往来が絶えなかった(岡崎市観光協会発行:歩く岡崎観光文化百選めぐり)。
この古道は、所々石畳らしき跡も残っているものの、とりたてて見るべきものはない。しかし、適度の起伏があり、かつて馬の背に荷物を積んで行き来した人々を想像しながら、落ち葉をサクサク踏みながらのウォーキングは贅沢とさえ言ってもよいコースである。
コース:P 岡崎東公園駐車場→12分→@の地点(金正坊の石門)→10分→Aの地点(三叉路)
→10分→Bの地点→16分→Cの地点(小呂湿地への案内板)→7分→Dの地点(小
呂湿地)→6分→Cの地点→26分→Eの地点(道根往還の道標)→16分→Fの地点
(道根往還の道標)→12分→Gの地点→24分→Hの地点→7分→Iの地点→39分
→Jの地点(道根往還起点)・・・・帰路は省略
日付:平成20年2月28日(木)
天候:晴れ
所要時間:片道3時間5分(休憩を含まない)
歩行距離:片道10.7km
コース地図を開く ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
(初期値は1/7000) 表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
場合はこちらの「8」参照
なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。
(移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。
2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
い。
地図の呼び出し方について、詳しくはこちら
6.留意点
(1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
ある。
(2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
(3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい
る)。
(4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。
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(各地点の説明)
P 岡崎東公園駐車場【北緯34度57分09秒 東経137度11分28秒】。東公園の南一帯の洪積
台地は、かつて根石ヶ原(ねしがはら)と呼ばれた水田地帯であった。東公園にある大小の
池は、その水田に水を引くために作られたものである。
公園内には、動物舎、地理学者志賀重ミ(しげたか)の墓碑、南北亭(志賀重ミ翁の茶
室)、本多光太郎資料館、三河男児の碑、藤井達吉の歌碑などがある。
パンフレットに書かれていた「欠の三本松」とは、「公園西」の交差点を渡った地点にある一
里塚のような小さな茂みを言うのだろうが、そこには説明板はない。確かに松の大きな切り
株が1つと、折れて根元だけが残った松と覚しき痕跡がある。今は、若い松が1本と石仏が
数体あるのみで、いつ消えてしまうかと心許ない限りだ。
@金正坊の石門【北緯34度57分19秒 東経137度11分55秒】。門をくぐって坂を登ると、突き
当たりに金正坊の碑があり、その隣りには国治天文台がある。外見上、今は使用されてい
ないように見える。
A三叉路【北緯34度57分23秒 東経137度12分16秒】。道根往還の道標に従って進む。小呂
池では釣りをしている人がいた。
Bの地点【北緯34度57分20秒 東経137度12分35秒】。根本中堂跡・高隆寺方面への分岐点
の案内板がある。
C小呂湿地への案内板【北緯34度57分37秒 東経137度12分51秒】。湿地まで300mとの道
標があったので、その方向へ進んでみた。
D小呂湿地【北緯34度57分35秒 東経137度12分41秒】。それほど大きな規模の湿地ではな
いが、暖かくなると、色々な湿地植物を見ることができそうだ。
E道根往還の道標【北緯34度57分36秒 東経137度13分50秒】。やすらぎ苑の方向へのコ
ース地図が示されている。
やすらぎ苑内のあずま屋の後ろに「傘松の碑」がある。かつては、幹径1mもある「傘松」と
呼ばれる松があった(観光協会パンフレット)。碑を建てた人は栗生勇次郎と読める。
苑内にはバス停があったが、土曜、日曜や盆しか運行されていないようだ。
問い合わせ先:名鉄岡崎営業所 0564-21-1918。
F道根往還の道標【北緯34度57分48秒 東経137度14分20秒】。やすらぎ苑の建設のために
道は途切れてしまったが、斎場の向かい側に「鍛埜町方面への入口」の道標がある。
Gの地点【北緯34度58分02秒 東経137度14分37秒】。三叉路になっているが案内表示があ
るのでそれに従って進む。
Hの地点【北緯34度58分25秒 東経137度15分00秒】。ここで県道335号に合流する。案内
表示に従って350m進むとIの地点に到着する。
ここから約300mほど西へ戻った辺りが今回のコースの最高地点(250m)である
Iの地点【北緯34度58分26秒 東経137度15分12秒】。この地点の案内表示に従い急なコン
クリートの道路を登る。
J道根往還起点【北緯34度58分38秒 東経137度16分21秒】。ここが道根往還の東の入口で
あり、案内板も設置されている。県道沿には八幡社の大きな石の柱が立っている。
また、道路の向かい側の路側には車3〜4台の駐車スペースがある。
やすらぎ苑内の傘松の碑付近に設置されていた石に刻まれたコース地図に記載されてい
た「鍛埜(かじや)の五本松」および「旧岡崎城門」はこの地点より少し東?にあると思われ
るが今回は確認している余裕がなかった。
この道路は本数は1日4本程度だが、東岡崎行きの名鉄バスが運行されているので、下調
べしておけば片道バスを利用することが可能である。
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