江川の碑(浄心寺門前前に設置されている)
「その昔、浄心観音堂の辺りからは、木曽の御岳をはじめ、飛騨の乗鞍・美濃の恵那・加賀
の白山・近江の伊吹・伊勢の多度などの山が見えたという。この付近には、東井筋とも呼ば
れた江川が流れていた。
江川は、西区稲生町で惣兵衛川から取水し、中村区名駅三丁目から名駅南五丁目を経て
中川(中川運河の前身)に注ぐ、幅がおおむね二間から四間の水路であった。
その水は専ら沿川の農業用水として利用されていた。江川で採れるハヤ・フナ・ウナギなど
は美味なことで有名であったといわれる。
江川は、昭和初期に埋め立てられ姿を消したが、魚取りや水遊びなどの思い出とともに、
人々の心に今も残っている。」
(説明板より)
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