報徳役所書庫について

書庫の説明板には次のように書かれている。

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有形文化財(建造物)
「報徳役所書庫」
市指定 昭和40年3月

旧報徳役所(現報徳今市振興会館敷地)内にある。
安政6年(1859年)建造、木造石屋根石張二階建
  間口2.5間 奥行2間
  延坪10坪 当時経費73両
二宮尊徳が、嘉永6年(1853年)幕府より日光神領の復興を命ぜられ、
安政2年に報徳役所60坪を建築した時、土蔵書庫3坪が狭小の為に
拡張したのがこの書庫である。石材は、地元の板橋石で、同所の六左衛
門が運搬した。大工、左官等延べ413人で建築した防火施設である。
  収蔵された15年間にわたる仕法記録1万巻は、戊辰戦争の時、福島
県相馬に避難した。書庫は、明治5年以後転々とし、最後は栃木市の
小江沼家に買い取られたが、小江沼家が市に寄贈、百年祭を機にここ
に復元した。

  平成9年3月
     日光市教育委員会


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