川名南城跡(昭和区広路通)
今の昭和警察付近である。城主は佐久間彦五郎であったといわれている。城は50m×
60mくらいで館風の城であったが、小牧・長久手の戦いで焼失した。
太平寺(昭和区川名本町4−24)
曹洞宗のお寺で、天文2年(1533)建立の記録があり、本尊は聖観世音菩薩である。寺
蔵の薬師如来座像は安阿弥の作で、勢至菩薩は慈覚大師の作と伝えられている。
墓地内の開山塔の横に、室町末期頃とみられる宝篋印塔・積上五輪塔・一石五輪塔があ
る。明治になってから川名弁天の本尊がここに移された。
寺は天正12年(1584)小牧・長久手の戦いで焼失し、明治30年に再建されたが、再び
焼失し、現在の本堂は昭和6年に建てられたものである。
【参考資料:The SHOWA vol.T(「The SHOWA」委員会 編集)】
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