夏焼城ヶ山(愛知県豊田市)

城ヶ山への登山コースはいくつもあるが、今回は夏焼ルートから登った。このコースは道が狭く、ほとんど頂上付近まで容赦ない急な上りだ。山頂は平らで、かつて夏焼城があったとの説明板が立っていた。周りは樹木が多いが、稲武の街や御嶽、恵那山方面には開けている(この日は天候不良で見えなかったが)。ただ、目の前の赤く削り取られた採石場?の山肌が無惨だった。
帰りは、井ノ入コースを下った。このコースは広くてなだらかで遊歩道という感じだ。
旧飯田街道は、所々道が消えてしまいそうな部分がある反面、規則的に並んだ朽た太い杉の切り株から、かつてはりっぱな杉並木だったに違いないと思われる場所もあった。多分、昔の街道とはいくらかコースがずれているためだろう。
旧飯田街道全体としての印象は、整備がほとんどされておらず、やがては埋もれてしまいそうな旧道と言える。
なお、旧飯田街道は全線にわたり(H〜@の地点間)、GPSにとっては条件が悪く衛星の電波がほとんど受信できなかったので、移動軌跡はあまり正確とはいえない。


コース:駐車場→8分→@の地点→7分→Aの地点→40分→Bの地点→20分→Cの地点→
     10分→Dの地点→6分→Eの地点→6分→Fの地点→3分→Gの地点→20分→Hの
     地点→3分→Iの地点→23分→Jの地点→7分→Kの地点→15分→@の地点→13分
     →駐車場
日付:平成18年6月2日(金)
天候:曇り
所要時間:全行程3時間40分
歩行距離:6.3km


    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度13分13秒 東経137度31分21秒 標高568m】。「上夏焼」のバス停東
     に所在する喫茶「かれん」の向かい側(山側)の待避所に駐車。そこには城ヶ山の大き
     な地図と、待避所隅には木製の案内板がある。
     「かれん」の真正面の舗装道路を登り、突き当たりの防火用水を左へ、いのしし避けの柵
     に沿って進むと、正面に木戸があり、ここが登山口である。
   @の地点(GPSによる座標の測定不能)。旧飯田街道へ通じる分かれ道は2つあり、はじめの
     分岐点には、はっきりした新しい標識がある。
     今回のコースと同じように一周してこの地点に戻りたい場合は、確認のため、まずここで案
     内標識に従って旧飯田街道方面へ進み森を抜けて畑の見える場所まで出て、周囲をしっ
     かり把握しておくとよい(10分弱)。森を出て、そのまま直進すると、民家の庭先を通ること
     になるので、一旦、細い階段を登り上の道へ出るとよい。
     この第一の分岐点から2、3分登ったところにも同様の分岐点があるが、この地点から旧飯
     田街道へ進む道は踏み跡が薄く、ベニヤ板に書かれた「旧飯田街道へ」の標識は腐ってい
     て読むことができない。ただし、「城ヶ山へ」の標識はかろうじて残っている。
   A行者様【北緯35度13分08秒 東経137度31分34秒 標高656m】。案内標識に従って進むと
     行者様が祀ってある。
   B城ヶ山山頂【北緯35度12分52秒 東経137度31分43秒 標高889.1m】。山頂は広く平らで、
     周囲の山や稲武の街は見えるが大きな展望が開けているとは言えない。案内標識、樹木の
     伐採、コースの保全等について「城ヶ山の自然を守る会」に敬意を表したい。
   Cブナの木峠【北緯35度12分48秒 東経137度32分02秒 標高887m】。大栗山の表示あり。
   Dの地点【北緯35度12分51秒 東経137度32分12秒 標高827m】。モリアオガエルの生息地
     との表示があったが、発見できず。
   Eミズバショウの自生地【北緯35度12分49秒 東経137度32分13秒 標高816m】。大きく育ち
     過ぎたミズバショウが密集していた。
   Fの地点【北緯35度12分52秒 東経137度32分20秒 標高757m】。井ノ入コースの登山口。
     川沿いに車3台程度の駐車スペースあり。
   G駐車場【北緯35度12分56秒 東経137度32分20秒 標高749m】。登山者のための駐車場
     (7、8台ほどのスペースあり)。
   H旧飯田街道の入口【北緯35度13分26秒 東経137度32分12秒 標高678m】。案内板あり。
   I地蔵峠【北緯35度13分24秒 東経137度32分11秒 標高694m】。体格のいい地蔵が鎮座し
     ている。隣には台座が大きく傾いたため転んでしまった石仏が一体。
   Jの地点【北緯35度13分19秒 東経137度31分40秒 標高629m】。「夏焼へ」の標識あり。
   Kの地点【北緯35度13分16秒 東経137度31分38秒 標高614m】。Jの地点から下り、橋を
     渡り墓の前を通過するとこの地点で舗装道路へ出る。

   
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