東海自然歩道<岐阜県コース>(西津汲〜六合)


このコースは自宅から遠距離のため、平成17年以来中途半端になっていたので、なんとか六合付近までつなげたいと思い出掛けた。
ここに掲載した地図は2年前の記憶をたどりながら作成した部分との合成なので前半(@〜Dの地点まで)は詳細な説明を記載できなかった。
今回歩いた範囲では、昭和49年に完成した東海自然歩道も経年のために標識が腐って、根元から折れたり、腕木が落ちたりと老朽化が目立った。そろそろリニューアルの時期ではないかと思われる。
このコースでは鍋倉山の山頂付近に避難小屋があり、まさかの時には頼りになる存在のように思われた。
また、高橋谷川は水がとてもきれいで岐阜県の名水にも指定されており、渓流釣りを楽しむ人を見かけた。

コース:P 駐車地点→1時間27分→@の地点(バイパスとの分岐点)→35分→Aの地点→21分
     →Bの地点→32分→Cの地点→27分→Dの地点→20分→Eの地点(長者平の説明
     板)→22分→Fの地点(鍋倉山山頂)→11分→Gの地点(東海自然歩道避難小屋)→
     1時間8分→Hの地点(水場)→32分→Iの地点→12分→Jの地点→3分→Kの地点
     (谷山集落跡)→17分→Lの地点→11分→Mの地点→23分→Nの地点→4分→Oの
     地点(もりもり村駐車場)
日付:平成17年7月27日(水)、平成19年5月27日(日)
天候:いずれも晴れ
所要時間:7時間5分
歩行距離:23.7km

   コース地図を開く     ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車地点【北緯35度33分22秒 東経136度30分23秒 標高 99m】。久瀬振興事務所(旧
     久瀬村)前付近のNTTの通信施設横に駐車。
   @バイパスとの分岐点【北緯35度33分06秒 東経136度27分24秒 標高 323m】。東海自然
     歩道のモデルコースはバイパスが指定されているが、ここでコースを右に取り、旧道を上村
     の集落へ向かった。集落の中の道路沿では、巨木が目に付く。また、いたるところで水の音
     が聞こえる。
     またここには、江戸時代後期の山村の豪農屋敷の形態と景観を当時のままにとどめてい
     る「高橋家」があり、文化財にも指定されている。
     一方では、廃屋になったまま放置されている家があったり、山間部のため雪が多いと思わ
     れるが谷側にはガードレルがない、など意外な発見もあった。
   Aの地点【北緯35度32分44秒 東経136度26分41秒 標高 415m】。東海自然歩道の案内標
     識が立っている。
   Bの地点【北緯35度32分06秒 東経136度26分44秒 標高 536m】。日坂側から車で鍋倉山
     の登山コースへ少しでも近付きたい場合は、この地点まで乗り入れることができたように記
     憶している。入山計画書用の投入ボックスがあったのはこの地点だったか、さらに奥だった
     かさだかではないが、そのボックスまでは車1台分の道が通じていた。その先はつづら折
     れに登っていく長い山道である。
   Cの地点【北緯35度31分43秒 東経136度27分03秒 標高 751m】。長者平スキー場方面の
     案内板があった。
   Dの地点【北緯35度31分36秒 東経136度27分36秒 標高 732m】。ここから南へ進む踏み跡
     の薄い道は確認できたが、地図に表示されている北へ進む道は発見できなかった。
   E長者平の説明板【北緯35度31分36秒 東経136度27分55秒 標高 885m】。南〜西方面に
     大きく開けていて、右下に見える長者平についての説明が書いてある。
   F鍋倉山山頂【北緯35度31分44秒 東経136度28分12秒 標高 1049.9m】。鍋倉山の説明板
     と三角点の標石がある。50mほどGの地点方向に進んだ所にも山頂らしき場所があるが
     そこは山頂ではないようだ。どちらも樹木に囲まれていて展望は開けてない。
   G東海自然歩道避難小屋【北緯35度31分31秒 東経136度28分21秒 標高 1040m】。かなり
     広い平らな場所に避難小屋と言うにはもったいないほどりっぱな建物がある。中へ入って
     みると水や救急用品、毛布もあった。
     20人ほどのグループが昼食を終えて自生しているフキをとっていた。その他にも単身の登
     山者が3〜4人休憩していた。ここも展望は開けてない。
   H水場【北緯35度30分52秒 東経136度28分53秒 標高 644m】。ここから下のコースはずっと
     谷川に沿っているので水の心配はない。すぐ近くに橋があったが、谷川のしぶきで腐りかけ
     ていた。
   Iの地点【北緯35度30分33秒 東経136度29分12秒 標高 499m】。南の方角からは、無理す
     ればここまで車を乗り入れることができる。地図には、ここから北に伸びる山道がもう1本表
     示されているが、気が付かなかった。
   Jの地点【北緯35度30分08秒 東経136度29分17秒 標高 431m】。南の方角からこの地点ま
     で広い舗装道路がある。従って、南の方からはここまで車の乗り入れは可能。
   K谷山集落跡【北緯35度30分04秒 東経136度29分16秒 標高 422m】。橋のすぐ北側に「谷
     山集落の歴史」の碑がある。廃村とは言うものの、まだ家が数軒残っており、庭で菜園の手
     入れいる人をみかけた。多分、近くに住んでいるのだろう。
   Lの地点【北緯35度29分37秒 東経136度29分09秒 標高 365m】。ここから、北へJの地点
     までりっぱな舗装道路が続いている。また、ここからMの地点までの道路は、途切れ途切
     れの簡易舗装道路である。
   Mの地点【北緯35度29分16秒 東経136度28分57秒 標高 310m】。この地点は真っ直ぐ川に
     沿ってNの地点方向へ進む道路と、左へ橋を渡って県道32号線の「樫村」のバス停へ通じ
     る道路の分岐点である。
     この地点には「六合まで40分」の表示が立っている。逆に「樫村」のバス停からこの地点ま
     では上りコースとなるので徒歩1時間。途中では、付近の山並やお茶畑の景観を楽しむこ
     とができる。
   Nの地点【北緯35度28分06秒 東経136度29分06秒 標高 130m】。県道32号線との合流地
     点。この地点から谷川に沿って車でMの地点まで北上できなことはないが、道路は狭く曲
     がりくねっているので避けるのが賢明である。やはり、この高橋谷は歩いて自然をじっくり
     味わうコースだろう。
   Oもりもり村駐車場【北緯35度28分04秒 東経136度29分09秒 標高 131m】。自然歩道のコ
     ース案内図や東屋があり、付近を散策するための基地としては最適な場所だろう。
     もりもり村は、薬草風呂や薬膳料理が売り物。

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