東海自然歩道 愛知県コース(三河大野〜鳳来寺)

この付近の東海自然歩道は、江戸時代に信仰の道として賑わった秋葉街道をそのまま利用しているので、道標、常夜灯、石仏や距離標識など当時の雰囲気がそのまま残っているものが多く、信者が連れだって行き来する様子が想像される。
また、1300年もの歴史をもつ鳳来寺の周辺には巨木が多く、その威厳に満ちた存在には圧倒される。それにつけてもパークウェイは無粋というほかない。
出来上がった移動軌跡の地図を見ると、鳳来寺〜東照宮〜自然観察路のコースは鳥の形に見えるが、この周遊コースは鳳凰をイメージしているのだろうか。
なお、行者越から鳳来寺山にかけてGPSの受信が困難な場所が多く、地図に表示した移動軌跡は実際の移動軌跡とは若干の相違する場合がある。

コース:駐車地点→3分→桐谷の不動滝(@の地点)→40分→車道終点(Aの地点)→12分
     →椿地蔵(Bの地点)→8分→湯谷峠(Cの地点)→12分→行者越説明板(Dの地点)
     →19分→Eの地点→23分→東照宮(Fの地点)→25分→鷹打場展望台(Gの地点)
     →25分→天狗岩(Hの地点)→20分→鳳来寺山山頂(Iの地点)→10分→奥の院
     (Jの地点)→35分→鳳来寺本堂→4分→東照宮(Fの地点)→60分→湯谷峠(Cの
     地点)→18分→車道終点(Aの地点)→35分→駐車地点
日付:平成18年6月14日(水)
天候:晴れ
所要時間:往復6時間30分(含休憩)
歩行距離:往復13.1km

    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、先
  ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車地点【北緯34度57分11秒 東経137度36分35秒  標高103m】。菅原神社の境内に
     駐車。
   @桐谷の不動滝【北緯34度57分12秒 東経137度36分34秒  標高 96m】。吊り橋の手前に
     滝及び荒沢不動明王の社あり。また、ここは渡し場跡でもある。
   Aの地点【北緯34度58分00秒 東経137度35分37秒 標高 183m】。飯田線からこの地点ま
     では、谷川沿いのコースで、その水が実にきれいだ。帰りに谷川へ下りて喉を潤わせた。
     ここで、山仕事の作業員の車を見かけが、ここからは山道になるので、車はこれ以上奥に
     は入れない。
   B椿地蔵【北緯34度58分09秒 東経137度35分38秒 標高 257m】。椿の隣に菅沼定圓の
     墓あり(子孫?が平成2年に建てたもの)。
   C湯谷峠【北緯34度58分14秒 東経137度35分41秒 標高 316m】。湯谷温泉方面への分
     岐点。
   D長者越説明板【北緯34度58分22秒 東経137度35分34秒 標高 396m】。ここから150m
     ほど登った岩場は展望よし。
   E休憩所【北緯34度58分22秒 東経137度35分24秒 標高 467m】。ここから、眼下の駐車
     場へ下りることができる。
   F東照宮【北緯34度58分42秒 東経137度35分16秒 標高 479m】。社務所の左側のせま
     い通路を抜けるとGの地点へ向かうコースあり。
   G鷹打場展望台【北緯34度58分46秒 東経137度35分37秒 標高 501m】。周遊コース上に
     案内板があるので、見落とすことはない。この部分は岩山になっていて大変展望がよい。
   H天狗岩【北緯34度58分51秒 東経137度35分16秒 標高 626m】。岩の上からの眺望がす
     ばらしい。ここから80m東へ、及び更にその50m東にも展望が開けた岩場がある。
     なお、ここには壊れかかった東屋があるが、スレート瓦が落下する危険があるので要注
     意。
   I鳳来寺山山頂【北緯34度58分58秒 東経137度34分59秒 標高 684.2m】。樹木に囲まれ
     展望は開けていない。鳳来寺山生成の説明板あり。
   J奥の院【北緯34度58分50秒 東経137度34分57秒 標高 598m】。奥の院の建物は屋根が
     腐っていて、今にも瓦が落ちてきそうで危険。開山堂の一段下の大師堂(本堂・田楽堂の
     一段上)も相当傷んでいたが、訪れる人が多いので是非改修してもらいたいものだ。
     奥の院のすぐ横の岩からの展望はみごとである。
     このコースにはいくつも岩場展望台があるが、それぞれ角度が異なるので、山ばかりの景
     色、民家の点在する景色、そそり立つ岩壁の風景などバラエティーに富んだ景色を楽しむこ
     とができる。


   

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