武並神社縁起と遠山景朝公

武並神社は大己貴神(おほなおちのかみ)を始め諸神を祭神とし遠山景朝を配神として祀ってある。建立は岩村藩神社調べに延久元年(1069)鎮座とするが、父景廉(かげかど)を祀る岩村城内の八幡神社建立の少し後、鎌倉末或いは室町初期の建立と考えられる。
武並山の山頂に鎮座し町の西方から町を見守る氏神として町民の信仰をあつめ、八幡神社は武士の神、武並神社は町民の神である。
寛永8年(1631)岩村城主松平乗寿(のりなが)が壮大な社殿に改築し、景朝が神輿に乗って父景廉に会いに行く、それに大勢の町民が供奉するという岩村町秋祭行事を創思した。
この行事は、岐阜県無形文化財に指定されている。
大正4年9月、武並山頂より現在地へ遷宮した。

(武並神社境内の説明板より)

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