土岐市の古墳と定林寺湖周辺

先日、駅でJRの「さわやかウォーキング」のコース地図を入手したので、これを参考に逆コースで歩いてみた。
コースには、「織部の里公園」とその付近にある古墳群は組み込まれていなかったが、そこにも立ち寄ってみたところ、隠居山の南斜面に掘られた多数の古墳には驚かされた。さらに、段尻巻古墳の大きさとみごとさには感動さえ覚えた。
また、帰りに歩いた定林寺川沿いの遊歩道には、赤や黄色に色付いた落ち葉が分厚く積もり、初冬の雰囲気を満喫できる極上のコースだった。


コース:P 駐車場→5分→元屋敷陶器窯跡(@の地点)→11分→隠居山遺跡(Aの地点)→
     7分→乙塚古墳・段尻巻古墳(Bの地点)→20分→白山神社(Cの地点)→12分→
     中央道の高架下(Dの地点)→25分→Eの地点→22分→園戸池(Fの地点)→23
     分→Eの地点→11分→Gの地点→20分→中央道の高架下(Hの地点)→16分→
     定林寺地名の由来説明板(Iの地点)→22分→P 駐車場


日付:平成20年11月22日(土)
天候:晴れ
所要時間:3時間14分(休憩時間を除く)
歩行距離:13.3km

    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
  先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくだ
  さい。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)地図上での経緯度線の表示は省略した。
 (3)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度21分52秒 東経137度10分45秒】。文化センター・歴史館の向かい
     側にある「織部の里公園」との共同駐車場を利用。
     こちら側から織部の里公園に行く場合は、駐車場から西方へまっすぐ遊歩道を歩く。
   @元屋敷陶器窯跡【北緯35度21分56秒 東経137度10分33秒】。四百年前の「連房式登
     り窯」および1〜3号大窯が再現されている。
     この付近一帯は「織部の里公園」として整備されていて、平成16年に松坂屋創業者伊
     藤家ゆかりの茶室「暮雪庵」が、陽輝荘(名古屋市千種区法王町)から移築された。
     平成20年11月18日付け中日新聞に、茶室とともに移された四方仏蹲踞(よほうぶつ
     つくばい)が、千利休の愛用品であったことが判明、との記事があった。しかし、当日は
     そのことに気付かず、暮雪庵をちらっと見ただけだった。
     なお、この公園への南からのルートでは、車を直接乗り入れることができる(駐車枠は
     7台)。
   A隠居山遺跡【北緯35度22分04秒 東経137度10分43秒】。この遺跡からは2千万年前に
     生息していたと言われる海獣「パレオパラドキシア・タバタイ」の骨格化石が出土した、と
     の説明板が立っていた。また、山の南斜面には古窯跡や横穴式古墳が数カ所ある興味
     深い遺跡だった。
   B乙塚古墳・段尻巻古墳【北緯35度21分56秒 東経137度10分51秒】。この2つの古墳は
     70mしか離れておらず、まず、段尻巻古墳を見た。道路の向かい側に「古墳の説明
     をします」との看板があった。改めて頼んだ訳ではないが、古墳保存会の会長?らしき人
     が近付いてきて、横穴式古墳の扉を開けて石室の中を見せてくれた。
     続いて、乙塚古墳も案内してくれた。乙塚古墳は大きな岩を積み上げて作ったもので、奥
     行きも広く土岐市内では最大の古墳である。
   C白山神社【北緯35度22分09秒 東経137度11分17秒】。江戸時代初期の貞享3年(1686)
     に再建され、三百余年の歴史ある神社。
     参道の途中から横入りしたが、参道が長いのが印象的だ。参道の途中には、天然記念物
     のハナノキとヒトツバタゴの説明板があった。
   D中央道の高架下【北緯35度22分30秒 東経137度11分24秒】。ここから、しばらく上り坂
     となる。おりべの丘へ入る道路を横切ると、そこからは舗装のない上りの山道が400mほ
     ど続き、峠に至る。
   Eの地点【北緯35度22分58秒 東経137度11分39秒】。付近一帯の施設案内板。
   F園戸池【北緯35度23分31秒 東経137度11分51秒】。池の一周コースがあったが、時間
     の都合で割愛した。
   Gの地点【北緯35度23分02秒 東経137度11分53秒】。この地点で定林寺川に沿って下る林
     道と合流。
     どうした訳か定林寺湖には水がなかった。この湖の周囲にも散策路があるが、今回は割
     愛した。
   H中央道の高架下【北緯35度22分27秒 東経137度11分57秒】。
   I定林寺地名の由来説明板【北緯35度22分11秒 東経137度11分34秒】。「定林寺」は正
     応5年(1292)に創立された。しかし、永禄年間(1558〜91)に武田軍の焼き討ちにより
     消滅したため、地名はその寺の名残である。

    【参考資料:JR東海のさわやかウォーキング「定林寺湖紅葉をめぐりと青少年公園自然散策」
          パンフレット】
          

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