東谷山およびその周辺(名古屋市守山区・瀬戸市)

名古屋市の最高峰「東谷山」に登るコースはいくつかある。
一般的には、地図上のMの地点、Nの地点およびOの地点からのコースであろう。また、車ならQの地点から山頂の小広場(Bの地点)まで登ることができる。
Jの地点およびKの地点から登る人はほとんどいないので、コースは荒れていて途中で一部消失している。シダに覆われ足元が見えないのでマムシが出そうで気味が悪い。しかし、一方ではリスやムササビもいるとかで、山歩き(薮歩き?)の気分を味わうことはできる。(追加情報:平成20年4月にはニホンカモシカが目撃されている。また、平成22年にも3頭が調査用カメラに写っている。)
Lの地点からのコースもわかりにくいが、J〜Kの地点ほどではない。
山頂の展望台からの眺めは西側に大きく開けている。
東谷山の西側には多くの古墳があり、それらを地図に表示しようと思ったが、この付近は区画整理中で新しい道路がどんどん出来つつあるので、当分の間掲載は保留する。
山頂までの所要時間は、
 Jの地点からCの地点まで・・・35分      Nの地点から@の地点まで・・・15分
 Kの地点からは一部道がなくて登頂不能。  Oの地点から@の地点まで・・・20分
 Lの地点からCの地点まで・・・35分      Pの地点から@の地点まで・・・13分
 Mの地点から@の地点まで・・・15分      Qの地点からBの地点まで・・・30分
 

日付:平成19年10月28日(日)ほか
天候:晴れ
所要時間:13分〜35分(登りの時間のみ)
歩行距離:各コースは片道800〜1200m
東谷山山頂座標:【北緯35度15分21秒 東経137度03分11秒  標高198.3m】


    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/6000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
  先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度15分01秒 東経137度03分01秒】。ここでは、フルーツパークの駐車場
     のみを案内しておこう(900台収容)。
     時期によっては、有料(桜の季節のみ?)になったり、満杯になることもあるので要注意。
   @の地点【北緯35度15分21秒 東経137度03分11秒】。尾張戸(おわりべ)神社本殿前の広
     場。境内の西側には展望台がある。東側も少し開けているが以前と比べると視野が狭く
     なった。
   Aの地点【北緯35度15分24秒 東経137度03分11秒】。ここで車道を離れて階段を登ると、
     上社を経て尾張戸神社本殿西側に至る。
     最高地点には本殿があるためか、その西側の樹木の枝につるされた登山記念プレートを
     多数見かけた。
   Bの地点【北緯35度15分24秒 東経137度03分14秒】。車道の終点。ここから@の地点へ向
     って進むと、すぐ右側に、東谷山西北の段丘から昭和38年に移設されたテーブルストーン
     がある。
   Cの地点【北緯35度15分25秒 東経137度03分16秒】。Lの地点から登った場合は、山頂の
     小広場のこの地点へ出る。また、Jの地点から登った場合は、この広場の北西の隅に出
     る。
   Jの地点【北緯35度15分42秒 東経137度03分19秒】。白龍大明神がその由来とともに祀ら
     れている。
     道路から蓋のない側溝を跨ぐと、左には大きな草っ原がある。右方向へ広い道を進むと大
     きな広場になっており、目の前の高い位置に砂防堰がみえる。この付近が白蛇谷か?
     すぐ左側の薮の中に、「東谷山へ」の古びた標識があるが、このコースは途中で砂防堰の
     建設のため分断され、道がなくなってしまった。
     この標識を通り過ぎて10mほど行くと、「山火事注意」の看板が立っており、その奥にずっ
     と階段が続いているのがわかる。ここがCの地点に至る登山口である。
     なお、広場はあるが、側溝に蓋がないので車を乗り入れることができず、近くにも駐車スペ
     ースがない。
   Kの地点【北緯35度15分39秒 東経137度03分31秒】。Jの地点で述べた通り、登山口から
     ここまで到達するには薮の中を進まなければならない。しかし、下山の場合は尾根の部分
     を無理に歩けばここまでたどり着けないこともない。
   Lの地点【北緯35度15分21秒 東経137度03分52秒】。国道155号線から10mほど脇道へ
     入ると、右に簡易舗装された坂道がある。そこを登るとすぐに「ここは通り抜けできません」
     の看板がるので、それをすり抜けて民家の竹垣に沿って(右側はグランド?)薮の中を進む
     と、左側に腐りかけた「東谷山 1150m」の看板が立っている。
     以前、ここには「目鼻石」というバス停があった。国道155号線を少し北上してみたが、水
     野川の対岸には人の顔を思わせる岩は樹木で覆われ発見できなかった。確かに3年前に
     この付近で見たはずなのに・・・。
     また、このあたりの水野川は渓谷になっていて奇岩が多い。今では、川岸まで下りる道も
     閉ざされてしまい、残念である。
     「瀬戸市のウォーキングマップ」(瀬戸市保険推進協議会)によると、川の中に、目を思わせ
     る大きな二つの穴があき鼻の部分が盛り上がった岩の写真があった。目鼻岩とは対岸の
     岩かそれとも川中の岩だろうか(H.21.5.8追記)。
   Mの地点【北緯35度15分17秒 東経137度03分26秒】。鳥居をくぐると苔むした感じの石の階
     段がずっと続き、その階段は途中で右に曲り神社の正面に至る。
     鳥居をくぐったところに数台の駐車スペースがある。
   Nの地点【北緯35度15分01秒 東経137度03分18秒】。石灯籠があり、参道入口の標識が立
     っている。ここには10台以上駐車できるスペースがある。
   Oの地点【北緯35度15分02秒 東経137度03分03秒】。最近では一番目立つ登り口になって
     しまった。フルーツパークの駐車場に車を止められるので便利であり、また散策路はよく整
     備されており、安心して歩くことができる。
     年末年始には山頂の神社まで裸電球の照明が設置される。隠れた初詣の人気スポットで
     もある。
      Pの地点【北緯35度15分12秒 東経137度03分03秒】。ここから登ると距離は短いが、かなり
     の急坂である。
     第2駐車場の北東角の山側にある「県有林 火事注意」の看板が目印。ただし、第2駐車
     場は普段は閉鎖されている。
   Qの地点【北緯35度15分30秒 東経137度02分46秒】。この地点から急な上り坂。100mほ
     ど進むと円形模様で滑り止めが施されている舗装道路へと通じており、間もなく舗装は途
     切れて地道になる。舗装道路の途中に、「この先行き止まり」の標識があるが、この地道は
     山頂まで続いている。

  【参考】
   Jの地点には、白龍大権現の社のほかに小貝泉郎の古い歌碑があった。説明板によれば、
         「海上風静」
      動くとも みえぬ白帆のあらわれて あけわたりゆく 海の静けさよ
    この和歌は、昭和2年勅題「海上風静」詠進予選入選歌である。
    小貝泉郎は、熱田の魚問屋の生まれで、大正の終わり頃入尾(鹿乗町)玉野川畔で庵を結
    び、「臨淵荘」と称し、昭和9年に65歳で没した。


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