東海道関宿(三重県亀山市)
関宿は古くから交通の要衝であり、古代三関のひとつ「鈴鹿関」が置かれていたところである。関の名もこの鈴鹿関に由来する。
江戸時代には、東海道五十三次の江戸から数えて47番目の宿場町として参勤交代や伊勢参りの人々で賑わった。
関宿は、東西追分の間1.8kmの町並みに、江戸時代から明治にかけて建てられた古い町家200軒あまりと、歴史的な遺産が実によく残されている。
関宿については、ネット上で、多数、詳しく解説されているサイトがあるので、ここでは簡単な説明に留めておくこととする。
煩雑さを避けるため、地図も主な見所のみを掲載した。詳しくは、最下欄の「関宿イラスト案内図」のうち「関宿」および「関宿案内マップ」にアクセスしてください。
コース:@の地点(JR関駅)→0.8km→Aの地点(東の追分)→1.7km→Bの地点(地蔵院)→
0.8km→Cの地点(西の追分)→1.4km→Dの地点(道の駅)→0.2km→@の地点(JR
関駅)
日付:平成25年1月18日(金)
天候:曇り、小雪
所要時間:1時間20分(見学時間を除く)
同歩行距離:5.5km
コース地図を開く ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
(初期値は1/8000) 表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
場合はこちらの「8」参照
なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。
(移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
1.この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。
2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
い。
地図の呼び出し方について、詳しくはこちら
6.留意点
(1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
ある。
(2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
(3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい
る)。
(4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。
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(各地点の説明)
@JR関駅【北緯34度50分57秒 東経136度23分40秒】。今回は列車を利用した。家を出る時
は天気のことはまったく、気にしていなかったが、関駅では雪がうっすらと積もっていた。
関駅の駅舎は「関宿ふるさと会館」と呼ばれる建物で、宿場を意識したデザインになってい
る。中には亀山市観光協会の事務所がある。
A東の追分【北緯34度51分06秒 東経136度24分02秒】。ここ東の追分は、関宿の東の入
口にあたり、伊勢別街道の分岐点で、ここに建っている大鳥居は、伊勢神宮の式年遷宮
の際、内宮宇治橋南詰めの鳥居を移築するのが慣わしになっている。常夜灯、一里塚碑
なども残っている。
B地蔵院【北緯34度51分09秒 東経136度23分24秒】天平13年(741)行基菩薩の開創と
伝えられている。
地蔵院は古くから関宿の中心で、東海道はここで緩くカーブしてしており、眺関亭から見る
と、地蔵院本堂の屋根が鈴鹿の山々へ通じる門のようにも見える。
また、この寺の北側の福蔵寺は、天正11年、織田信長の三男信孝公の菩提寺として創建
された。裏門は萩屋脇本陣から移築したものである。裏門の横には仇討烈女「関の小萬」
の墓がある。
C西の追分【北緯34度51分21秒 東経136度22分58秒】。ここは、大和街道との分岐点にあ
たり、京都へは19里半(78キロメートル)、また大和街道は加太越えをして伊賀から奈良
に至る。
休憩所脇の駐車場横には名号碑が建っており、「左は伊賀、大和道」、「元禄14年谷口長
右衛門」と刻まれている。
D道の駅「関宿」【北緯34度50分58秒 東経136度23分35秒】。木造、瓦葺きの和風建築。
地元特産コーナー、情報案内コーナー(鈴鹿峠付近のライブカメラあり)、休憩所では人が
少ない時ならば横になれるようなスペースがある。
【参考資料:関宿イラスト案内図(亀山市教育委員会)】
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