5月12日の日記「親子の肖像」
今年は4月からゴールデンウィークまでほぼ休みなくお仕事で帰りも遅く、ほとんど一緒に遊んであげられなかったので、ひなさんのフラストレーションもかなり溜まっていたようですが、たまたま少し早い時間に帰宅できた日に、玄関まで走って迎えに来てくれたひなさんに、ぎゅっと抱きつかれた上に、
「あいたかったんだよ…」
と、耳元で囁かれて危うくノックアウトされそうになりましたよ。一体どこで、こうゆう技を覚えてくるのでしょうか。
そんなこんなで、ようやく仕事も落ち着いてきたので、久しぶりに日記の更新でもしましょうかね。しかし、気がつけば1か月以上も放置してたのね。とりあえずは、勘を取り戻すためのリハビリってことで、ダラダラとね。
* * * *
《 ゲーム その1 》
ひさしぶりのお休みの日。かいとくんが持ってきたニンテンドーDSで仲良く遊ばせてもらうひなさんと航ちゃん。DSと言えば、今や入手困難な大人気ゲーム機。僕自身、近くで見るのは初めてだったので、ひなさんの順番が回ってきたところで「ちょっとだけ、ねっ♪」とプレイさせてもらうことに。不満気なわが子を横目に、「ゲームオーバーになるまでだよ♪」とは言ったものの、そこは幼児向けのゲームなので、なかなか終わりません。
「はやくう!」「もうちょっとだから!」といった押し問答を続けること数度。
プチッ
いきなりブラックアウトする画面。どうやら電池が切れた様子です。
この瞬間、ひなさんの顔に浮かんだ恐ろしい表情ときたら! そのままマウントポジションを取られてパンチとチョップの連打。連打。連打。連打!
さすがに申し訳ないと思っていたので、ひなさんの気がすむまで我慢することにしました。幼児パンチはそんなに痛くないしね。ところが、ひなさんの怒りはいつまでたっても収まる気配がありません。連打。連打。連打。ゆるいパンチも積み重なればさすがに効いてきます。そこで見かねたかいとくんが助け舟を出してくれます。
「もう、ゆるしてあげたら? あと100発なぐったら」
ひゃっ、ひゃっぱつですか?
結局ひなさんは、殴り疲れてそのまま眠ってしまいましたとさ。
その後「いくらなんでも殴られすぎ! 時には親らしく毅然とした態度で!」と、みきさんからお説教されました。
《 親子でお絵かき勝負!
》
お題「バルタン星人」
先手おとうさん

子ども相手に手加減なし!
ひなさん「うまいねえ」と余裕のコメント
後手ひなさん

「ひなくんもじょうずだよ」
ひなさん自信満々。うむ。その意気や良し。
確かに妙な味のあるよい絵ですね。
よってこの勝負引き分け。
《 ゲームその2 》
ある夜、寝る前にひなさんと一緒にPS2のウルトラマンのゲームで遊んでいました。このゲームはひなさんには少し難しいので、僕の操るウルトラマンの活躍をひなさんが楽しむというのがプレイスタイルです。が、この夜は少し難しいステージで行き詰まり。クリアするためにコンティニューを繰り返していたら、同じ失敗の繰り返しに飽きちゃったひなさん、「もうやめて!」と、ゲーム本体のスイッチを切り、強制終了。
「どうしてそんなイジワルするの? もう一緒にゲームしないよ!
今日はもう寝ちゃうからね」
と、ひなさんを置いて。ひとり寝室へ向かいました。こうゆう態度をとれば、ひなさん半泣きで追いかけてくるはず。夜も遅いしそのまま寝かしつけてしまおうという大人の深謀遠慮です。時には毅然とした態度もとらなきゃだしね。
しかし、しばらく待っていてもなかなか現れないひなさん。ウトウトしかけたところで、ようやくパタパタと駆け込んできたと思ったら、そのままベッドに潜り込んできて、すぐに眠り込んでしまいました。
ゲームをしていた居間の電気を消しに起き上がると、寝室のドアの下に、見慣れない紙切れが・・・。
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おとうさん
もうゲーム
やらないでね |
ひなさんったら、眠る前の最後の力を振り絞ってこんな手紙を! この前のDS事件のこともあるから、気持ちはわかるけど、実はひなさんから手紙もらうの初めてなんだよなあ。イヤだなあ、初めてのお手紙がこんなの。
ちなみに次の夜も普通に一緒にゲームを楽しみましたよ。あれほど苦労したステージも一夜あけたら難なくクリアできて、ひなさんも大喜びです。
* * * *
という訳で、まあ久しぶりなんでこんなところで。
徐々にペースを戻していきますので、ヨロシク。
《 おまけ 》
ひなさん「この、にくぅ〜!」
こらこら、何の前触れもなしにお母さんを「肉」呼ばわりしてはいけない。
ひなさん「ぷよぷよのにくぅ〜!!」
だから禁句だってば、気持ちはわかるけど。
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