9月7日の日記「ボイジャー2号」

一晩宿屋に泊まっても、めっきりHPが全回復しなくなってしまった微妙なお年頃。ああ、だるい。身体から力がまったく湧いてこないってのに、一方のひなさんは寝起きの悪さはさておいてお出かけの時間になれば遠慮なく元気100倍になりやがるので厄介な事この上ありません。

という訳で東京ウルトラツアー2日目。

この日のメインディッシュは昨晩、スペシャルナイトのショーだけを先行観覧したウルトラマンフェスティバル2006を本格的に味わいつくそうという作戦です。ホテルから直通の地下鉄で下車するのは最寄りの東池袋駅。もう間違えるもんか。

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朝一番で会場に到着したものの、この日は本当の初日ということで、すでにたくさんの人が行列をつくっています。前夜はステージに直行したのでほとんど見ることができなかった会場内にはたくさんの怪獣やヒーローたちのディスプレイに加え、撮影時の貴重な資料が膨大に展示されています。また、撮影ポイントも多く、あちこちで記念撮影をする家族の姿を見ることができます。

快獣ブースカがお出迎え
(厳密に言えばウルトラ怪獣ではない)
メトロン星人とちゃぶ台
ママと記念撮影

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さて、会場入りをした後は昨日見たばかりのウルトラステージをもう一度観覧します。もちろん、内容はまったく同じでしたが、あからさまにマニアと見受けられる大きなお兄さんたちの多かった前夜と比べてれっきとしたちびっ子たちで満員の会場は大いに盛り上がっておりました。

ホール内に激しくこだまする「ウルトラマンガンバレー!」の大声援。うん。ヒーローショーたるものこうでなくちゃね。

 


その他にも、ウルトラキャラクターたちが活躍する人形劇や、ウルトラ遊具、ゲームなどが盛りだくさんで、どれだけ時間があっても足らないくらいです。中でもひなさんの心を捉えたのは、小物の工作が体験できるコーナー。アイロンビーズでバルタン星人のコースターをつくるひなさんは、これまでに見たこともないような集中力を発揮します。

あまりの熱中振りに、何の取材かわからないけどどこかのカメラクルーが、その真剣な表情を映像に収めています。一体何に使う画像なのでしょう。

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ひととおりの展示を見終わると、時間はお昼を大きくまわり、そもそも疲れてるしお腹もすいてきたので、そろそろこの場を出たいと思ったのですが、出口には例のアレが巨大な壁となって立ちはだかっています。

そう、昨晩もひなさんの心を大いに惑わしたバンダイショップ。しかも、この中には、ひなさんがかねてから買ってほしいとおねだりをしていた玩具(比較的高価)の体験コーナーがあり、ひなさんってば心ゆくまで遊びやがってコノヤロウ。

しかし、CMで見るのとは違い、実際に遊んでみるとこのおもちゃは4歳児にはちょっと難しいことがわかったらしく、すっかり買ってもらう気が萎えてしまったようです。バンダイ痛恨の作戦ミス。ラッキー。

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結局、イベント会場限定販売のウルトラマンメビウスのソフトビニール人形を買って一件落着。めでたし、めでたし。

これにはもう一つ裏話があって、先ほどひなさんが工作に熱中している間に暇だったので、(いい大人が)一人でコインゲームで遊んでたら、立て続けに巨大バルタンとウルトラマンの人形をゲットしてしまったのも、ひなさんを満足させる要因になったようです(いいのか悪いのか)。

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しかし、お昼ご飯を食べても時間はまだ3時前。宿に帰るには惜しい時間です。かといって高いお金払ってナンジャタウンに行って、猫の人形抱えてニャーニャー歩きながらクイズにチャレンジするのもしんどそうです。そこで、サンシャインシティのイベント情報を見ると、某ギャグマンガの大家の展示会が最上階で開かれているとか。これは行かねばなりません。

 

その後、通路内の仮設店舗で、日本一有名な妖怪さんたちのお店を発見。ウルトラも含めて、なんかもうすっかり、昭和の時代に思いを馳せる後ろ向きな旅の様相を呈しております。ああ、3丁目の夕日。

近くのイベントステージでは愛・地球博で活躍したロボットのトランペット演奏の実演会が。ああ、これはこれで懐かしいなあ。去年は2時間近く並んで見たよなあ。と、せっかく最先端の大都市東京まで来ているというのに、どこまでも後ろ向きな僕たちです。

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結局この日は晩飯もコンビニ飯で済ますことにして(いつもそうだけどさ)、早めにホテルに帰って就寝することにしたのでした。

さて、3日目は川崎まで足を伸ばします。
また、体力を使うのだろうなあ。

 

 

《おまけ》
後日、工作に熱中するひなさんの映像をカメラに収めていた取材クルーの正体がイベントの記録スタッフだったことが判明。会場内の様子を紹介する映像として会場入り口で閉幕まで毎日繰り返し放映されていたとのことでした。(後日会場に行ったひげおじさん一族が発見・撮影)