10月21日の日記「ルチャ・リブレ」

従兄弟の航ちゃんは、ひなさんとは大の仲良し。毎週末にはほとんど、どちらか互いの家に行って思いっきり遊ぶ・・・というか、暴れまわるふたり。

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ふたりはちょうど1歳ほど年が離れているけれど、これほど頻繁に会っていれば、年齢の違いなんて意識は全くなく、対等の存在としてお互いを認めているようです。特に航ちゃんにその傾向が強いようで、この年頃の1歳差ってのは結構大きな成長の差があるにも関わらず、航ちゃんは1歳年上のひなさんにできることは全部自分にもできるものだと思っているようです。

例えば、ひなさんがお絵かきを始めると「こうちゃんも!」と行って隣で並んでペンをとり、仲良く大好きなヒーローや怪獣の絵を描きっこします。もちろんその出来上がりは、年齢なりの差があるものですが、航ちゃん自身はひなさんと同等に描いているつもりなのだし、とりあえず楽しそうなので誰も気にせず微笑ましく二人を見守っています。

しかし、公園や広場などで外で遊ぶときは少し状況が異なります。例えば、ひなさんが高い遊具に登りはじめれば「こうちゃんも!」といって後を追いかけ、時にはその高さにビビるひなさんを追い越して、先に頂上を極めてしまったり・・・。よく言えば度胸がある、言葉を変えれば無鉄砲。ちょっぴり負けず嫌いお調子者の傾向がある(お父さんの遺伝と思われる)航ちゃんは、お外では引率者をドキドキさせる存在でもあります。

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先日、家の比較的に近くにある粘土の山で自由に遊ぶことができる児童施設にみんなで遊びに行ったときも、ウルトラマンを気取って「ジュワ!」と小高い場所から飛んでみせる4歳児を見て「こうちゃんも!」と言いながら飛び始める3歳児。しかも相当な高さから。


とう!


たあっ!


やーっ!


とりゃっ!


シャーッ!

もう、着地のことなどまるで考えていないことが、
その飛行姿勢から伺うことができます。

対するひなさんと言えば・・・


低〜い

カメラの撮影タイミングのせいじゃなくて、
ひなさん、本当に膝くらいの高さからしか飛ばないんですよ。

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思えば、航ちゃんは幼稚園でも家でも頻繁に生傷や青タンをつくっているのですが、ひなさんはほとんどケガらしいケガをしたことがありません。もちろん、ケガをしないに越したことはなのですけれど、でもやはりこれから大きくなっていく過程でひなさんにも、リスクを賭しての思い切りや勇気を身につけて欲しいとも思います。

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さて、そんなひなさん。10月21日の誕生日で5歳になりました。

このサイトで最初にひなさんの誕生日をレポートしたときは、まだ歩き始めたばかりだったのに、今や自転車に乗ってでかけた公園で(低いところから)飛んだり跳ねたり、自分の考えをしゃべり、絵や文にして表現したり。月並みですけれど、本当に月日の経つのは早いものだと思わずにはいられません。

まあ、5歳になろうが、四捨五入すると10歳(!)だろうが、ひなさんはひなさんですので、これまでと変わりなくのん気に親子3人で暮らしていくのが希望です。

こんなやる気のない親に育てられてるせいか、今ひとつ押しの弱い長男ですが、引き続きよろしくお願いします。