１２月２１日の日記「日常のひなたさん」

いよいよ折り返し地点をこえたひなさんの幼稚園生活。運動会や参観日などの機会に垣間見ることができるわが子の姿は、常にイベント中の興奮状態。そこで今回は、本人からの報告や、みきさんから伝え聞くママさんネットの噂話、以前にも話題にした担任の先生との連絡帳などの断片的な情報で、ひなさんの幼稚園での日常に想いを馳せつつ、あわせて先日久しぶりに幼稚園にでかけた時の様子をご紹介しましょう。

■ひなさんからの報告

「あのね、ひなくんが、おもしろいことすると、みんなわらうんだよ！」
帰宅するなり、なんだか嬉しそうに話してくれましたよ。
「面白いことってどんなこと？」
「はしってて　いきなりころんだり　かべにぶつかったりするの」
言うが早いかいきなり襖にダッシュ。バインと激突してみせたかと思うと、大げさに転がり、してやったりという表情を浮かべるひなさん。新喜劇でこうゆう持ちネタの人知ってるぞ。とりあえず、その姿を見ているみんなの笑顔が心からのものでありますように。あと、襖が壊れるからウチではやらないでね。

■みきさんの証言

「ひなくんがお友だちからこんな手紙をもらってきたよ」
そう言ってみきさんから差し出された手紙には、次のようなメッセージが綴られておりました。

『Ｋくんとひなたくん　もう　たたかいや　ケンカはやめてね　Ｙより』

これは、どう判断すればよいのか。
１　戦いごっこで暴れまわる二人をみてケガしないかＹくんが心配してる。
２　二人の戦いごっこがうるさくてみんなが迷惑している。
３　Ｙくんを無理やり「戦い」に巻き込んで「いじめ」の様相を呈している。

Ｙくんはとても優しい大人しい子だそうで、普通に１である可能性が高いものの、もし３だったら、この手紙はあまりにも悲壮です。２もちょっと困るな。さっそくひなさんに任意同行を求め、事情聴取をしました。

「ひなくんは、Ｋくんと戦いごっこするの？」
「うん」
「二人だけで？」
「うん」
「Ｙくんとは戦いごっこしない？」
「うん、したことない」

これだけのやり取りではすべてを判断することはできませんが、とりあえずひなさんはＹくんに次のようなお返事の手紙を書いていました。

「もう　Ｋくんと　たたかいごっこは　やめるよ　　ひなた」

しかし、せっかく書いたこの手紙はＹくんのもとに届く前に、何故かＫくんに奪われてしまい、行方不明になってしまいましたとさ。気の毒なＹくんの心配は尽きることはないようです。

■先生からの連絡帳

冬休みを直前にひかえ、先生からの連絡帳にひなたさんの２学期の日常生活を総括するようなメッセージが書かれていましたよ。

･･･子どもの頃に同じような事言われてたような気がするなあ。周りの状況に関わらず、脳内マイワールドに入り込んじゃうんだよね。ここだけの話、大人になってもつまらない会議中とかに、時々迷い込むよ脳内マイワールド。どうやら精神構造が遺伝してしまったようだね。あと、遊びの度が過ぎて「嫌」と言えないってのはどんんなシチュエーションなんだろう。ともあれ「ＮＯ」と言えずに何かと苦労することの多い親としては、ちょっと複雑だよ。

■そして幼稚園に

先日、幼稚園の生活発表会にでかけました。簡単に言えば学芸会のようなもの。去年は仕事と重なっていたので今回はじめての参加です。ひなさんのクラスの出し物は「三匹のやぎのガラガラドン」。ひなさんはモグラの役。原作の絵本には出てこないオリジナルキャラです。つまり端役だね。

それでも歌もせりふも大きな声で無難にこなして一安心。だってひなさん、またもや発表会前の１週間を恒例の発熱でお休みし、またもやほとんど一発勝負の舞台になってしまったんだもの。

ともあれ、無事に劇が終わってホッとしたクラスメイトたちから、いじられている「ＮＯ」と言えないモグラ。先生が言うとおり、拒否の意思表示もこれからしっかり覚えようね。

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さて、ひなさんたちの出番は発表会の前半だったので、衣装を着替えてから帰りの時間までは教室で遊んだり、おやつを食べたり。その様子を教室の外から遠巻きにずっと眺めていたのですが、お友だちとも楽しそうにおしゃべりしてるし、あっ！　戦いごっこらしきこともしてる！　普段もこうやって普通にクラスの一員をしているんだね。そんなに心配してた訳ではないけど、ちょっと安心したよ。

もうすぐ冬休み。そして年があけると、年中さん生活もあと残り僅かです。はじめはクラスに馴染むまで時間がかかったそうだけど、春のクラス替えまで今のお友だちともっともっと仲良くなって欲しいものです。

でも、戦いごっこはほどほどに。またＹくんが心配するからね。

〜 おまけ 〜

モグラのまま帰宅。
結構、気に入っているらしい。