4月7日の日記「1年生だ!」

心配された雨も降ることなく桜の花の満開の下、ひなたさんの入学式の日を迎えました。次に着るあてのない入学式専用の服で正装して、例によって一家4人でひなたさんの、そして僕の母校でもある小学校へ向かいます。

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校門に到着するといきなり我々家族の行く手を阻む長い行列。どうやら校門の「入学式」の看板の前で記念撮影をしようというご家族のみなさんのようです。

別に並ばなくてもいい行列

別に写真などとらずにスルーしてもよかったのですが、とりあえずこうゆうイベントには参加してしまうのがわが家です。せっかくだし。時間もあったし。さすがに地元だけあって並んでいる間に、知り合いや同僚、幼稚園で一緒だった子たちと何人も出会うことができ、心強いものがあります。

 次にこの「正装」が日の目を見るのは、
 いくるさんの入学式だな。 
 まず間違いない。
 6年後か。

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10分ほどで、行列&記念撮影を終えて最初のドキドキはクラス発表。
1年生は3クラスあり、ウチの子は2組。クラスのカラーは白。名札も白。1組と3組はそれぞれ赤と青なのにくらべて「なんか地味だね」なんて、みきさんと話しながら校舎に入ろうとしていたら、

「赤、黄、緑なら信号機なんですけどね」

天然モノのボウズ頭でヒゲをはやした先生らしき人がにこやかに話しかけてくださった。その風貌からきっと校長先生か教頭先生だろうと思いながら、入学式会場の体育館に。1年生の児童数は約100人。会場がひどく広く感じるのは、先月までいた幼稚園が1学年200人のマンモス園だったから感覚がおかしくなっているのでしょう。

そして始まった入学式。校長先生の歓迎のご挨拶の後、入学式二つ目のドキドキは1年間お世話になる担任の先生の発表。低学年のうちはきっと女の先生に違いないと思い込んでいたら、なんとひなたさんの担任の先生として紹介されたのは、さっき気さくに話しかけてくださった、あのヒゲの先生ではないですか。ビックリ。
だけど、ひなたさん、これまでは肉親以外の成人男性と触れ合う機会が少なく、
「(可能性は低いけど)男の先生もいいね」と、みきさんと話していたくらいなので、これはOKです。

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その後、入学式はPTA会長のご挨拶と記念写真撮影であっさり終了。ヒゲ先生の引率でひなたさんの教室にみんなで向かいます。教科書が配られ、通学用の帽子もはじめて手にして、男子なら本能的に誰でもする行為を、ひなたさんも含めたほとんどの男の子が披露してみせます。

「気持ちはわかるけど、視界も悪くなって危険だからしないように」
と、ヒゲ先生の最初の指導が入りました。

そんな先生のお話を聞く態度として
ひなたさん、その姿勢はダメだろう。
(帰宅後みきさんからの指導を受けました)

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そして配布された物品の中にはもちろん例の「れんらくちょう」も。
しかも「れんらくちょうは当面は、毎日集めます」とのこと。
じいちゃん! なんか具体的に役に立ててもらってるよ!

こうしてお昼前には一通りの連絡事項や校内見学も終わり、下校の時間となりました。今日は学校近くのウチの実家まで車で行ってそこから歩いたけど、明日からはひなたさん、自分の足で、子どもだけで登校ということになります。

なにはともあれ、元気に楽しく6年間を過ごして欲しいものです。

 

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しかし担任の先生にもビックリしたけれど、それ以上に驚いたのはクラスの男女比率。33人のうち、男子は21人、女子は12人って、どう? もちろん他のクラスもほぼ同じ状況です。ウチの地域はアレか? 男子が生まれやすい電波でも飛んできてるのか?

幼稚園では、ままごと遊びなど女の子と遊ぶことが多かったというひなたさん。否応なしに、男子の中で揉まれることになりそうです。しかも担任の先生は男だし。ヒゲだし。長い目で見れば、いい経験になりそうな予感がします。

そして、高学年になって女の子に思春期的な興味を抱くようになったとき、この男女比は競争率の高さという壁となって、ひなたさんの前に立ちふさがるのだな。

まあ、そんときは頑張ってくれ。