7月8日の日記「生後1年のいくるさんは」

6月26日でいくるさんはめでたく一歳の誕生日を迎えました。
本来ならこの日記でもひなたさんの時のように、おめでとう特集を組んであげたいところではありましたが、実はそれどころではなかったのでした。なにしろ誕生月になってからというもの、いくるさんは次々に病魔に襲われていたのです。

■ いくるさん闘病の記録 ■

中耳炎からくる発熱

1週間ほど症状緩和

中耳炎再発で発熱

ちょっと良くなったかな?

手足口病で発熱と口内炎を発症

症状緩和しないまま夏風邪らしき高熱

体中に発疹

なんだ突発性発疹だったの?

湿疹が治らないと思ったら「あせも」じゃないの


とまあ、こんな具合。
このいくるさんの勢いに巻き込まれるように、ひなたさんも熱出して1週間学校を休んだかと思ったら、その翌週にもまた発熱で1日休んでくれました。熱はあっても元気だったひなたさん、宿題をこなして学校に持っていこうとしたら、「勉強はいいですから、もっと外で遊んで体力をつけて」と、みきさんが担任の先生から諭されたそうな。

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それにしてもいくるさん、大変だったのが手足口病の口内炎が舌の先っぽできてしまい、その痛みで母乳が飲めなくなってしまったのです。もちろん、もう1歳ですから普通のご飯も食べられます(食べられるどころか病を重ねながらもいくるさんの食欲は一度も落ちることがなく、お医者さんにびっくりされました)。

でも、ご飯を食べることができても晩酌のように寝付けに必ず愛飲していた母乳が飲めないものだから、いくるさんチョー不機嫌。ウトウトしても熟睡に入ることができないらしく、寝たかと思えば泣き怒りしながら目を覚ますので、その度に抱っこしてあやさなければならないのです。

病気の間は愛想のよさがウリだったはずのいくるさんが笑ってもくれず、人相まで悪く見えたここ数週間。突発疹がおさまった七夕のあたりで、ようやく明るいいくるさんが戻ってきてくれたのでした。人相も良いいくるさんにもどったよ。

ひとまずはよかったよかった。

そんないくるさん、生まれたときからくっきり眉毛で、ひなたさんに比べるとずいぶん男っぽい顔をしていて「この子は一人でたくましく生きていけそうだ」とか「殴られても立ち上がってくるボクサーの顔」とか、いろいろな方から言われてきました。

ところが最近になって、「この子は女の子?」と聞かれることが多くなってきたのです。毎日一緒にいるので気がつかずにいたけれど、そういえば(特に病気が治ってから)顔つきがちょっと変わったような気がしますね。


逞しい男児(生後10か月時)

ソフトでナイーブな男の子(1歳)

さて、生まれたときの第一印象どおり強く逞しく生きていくのか、それとも路線変更して兄であるひなたさんと同様にソフトでナイーブな人生を歩むのか。実に楽しみではあります。

ああ、でも顔つきはソフトになったけど、いくるさんはひなたさんに比べて確実に10倍くらい怒りっぽいよ。みきさんに似たんだな。何かうまくいかないことがあると「ムーツ!!」って一人で憤っていることがよくあります。

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いくるさんの病気の合間を縫って、ひげおじさんたちが誕生パーティをしてくれました。

 

コウちゃんは、魔法使いになってマジックを披露してくれたよ。その見事な腕前に感動して「これから”魔法使い”って呼んでいい?」って聞いてみたら「"ミスター"ってよんで」って言われました。ハイ。では、新作の魔術を楽しみにさせていただきます。ミスター。