11月11日の日記「うんどうかい×うんどうかい」

ひなたさんの小学校生活初めての運動会があって出かけてきたんですよ。

だけど、先にひなたさんの誕生日の日記を書いて満足しているうちに、ものすごく時期を逸してしまったんです。それでも、せっかくの行事だから記録に残すことにするのです。なあに、今読むと随分遅れたものだと思われるかもしれないけど、何年もたってから読み返すときには、そんなこと誰も気にしないはずです。むしろ、こんな前置きが残ってる方が、むしろ将来恥ずかしい思いをするような気がしてきたけど。決めた! 気にしない!

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ひなたさんの学校の運動会が開かれたのは10月第1土曜日(うわっ1か月以上も前だ)。シンプルに全校が赤組・白組に分かれての対抗戦です。ひなたさんは白組。紅白帽子をホワイトで装着して、さあ小学校生活はじめての運動会の始まりです。

 
出番に備えるひなたさんと、兄の応援にやってきたいくるさん

準備運動が終わって、最初の出番は1年生と2年生の玉入れ。僕らが子どもの頃は、「各家庭で2つずつ玉をお母さんに作ってもらってきなさい」なんて言われたものですが、今は学校で準備するのね。

最初に1年生同士で勝負、次に2年生同士。最後に1〜2年生合同という3回戦で2勝したチームが勝ちというルールです。


熱戦が繰り広げられる玉入れ

ひなたさんは「れんしゅうでは、いつも2年生がまけるんだよなあ」とボヤいておりましたが1年生はひなたさんたち白組の勝ち! ヤッター!と飛び跳ねて喜ぶ白組の子どもたち。ウンウン、運動会だ。で、2年生はひなたさんの予想どおり赤組が勝って、勝負は運命の3回戦へ。ここでも2年生が足を引っ張ったのでしょう、練習どおりの結果で2対1で赤組の勝ち。

続いての出番は徒競争。幼稚園時代は運動会の日に生まれたとは思えないほどの足の遅さを発揮していたひなたさんですが、小学生になってどれほど成長したのでしょう? その前に、幼稚園の何倍も広い校庭の遠い場所を走るひなたさんを見つけることはできるのでしょうか。しかし、それは杞憂でした。

ひなたさん、スタートラインでいつものようにボンヤリとしてしまい、担当の先生に注意されたましたから。全学年でたった一人だけ。なんという緊張感のない子どもなのでしょう。


中央で先生の指導を受けているのがウチの子

位置につきなおして「ヨーイドン」の掛け声とともに、走り出すひなたさん。

遅ッ! やっぱり1年ではそんなに早くはならないのね。
結果6人中で5位の成績。6位の子はスタート直後に靴が脱げちゃった子だということはどうかナイショにしておいてください。

午前中の最後のプログラムは集団演技。黄色いポンポンを手に、1年生全員でヤッターマンのテーマを踊ります。ひなたさん、なぜかしら踊りは得意です。この日の演技もポージングにキレがあって、なかなかよい感じ。

 
腰を落ち着けて安定した踊りを見せるひなたさん

このキビキビとした動きがどうして、かけっこに反映できないのでしょうか。そしてこの踊りへの集中力をどうして普段から発揮できず、かけっこのスタートで注意されたりするのでしょうか。実はあまり気にはしてないから別にいいですけど(親としてダメですか)。

こうして全てのプログラムを終え、紅白対決は最後の全学年リレーで赤組の勝利が決定するという劇的なフィナーレを迎えたのでした。玉入れもかけっこも残念でしたが「ヤッターマン」がカッコよかったのでヨシとすることにしました。

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翌日の日曜日はひなたさんが生まれた日に行われた例の地元自治会の大運動会。同じ地域で2日続けて運動会とはどうゆう訳よ。で、親子で参加できるということでパン食い競争に参加しようとしたら、びっくりするような長蛇の列。いったい、ウチの町内の人たちはどれだけ飢えているんだ。


パンを求めて行列を作る地元の人々

パン食い競争は、親におんぶされた子どもが口でパンを奪い取るというルール。しかし飢えた子どもたちは、どんどん手でパンをむしりとっていきます。そんな中、あくまで口でパンを取ろうとするフェアプレイの児童、ひなたさん。要領は悪いけど、あとで褒めてあげようと思ってたら、我慢できなくて手でむしりました。まあ、止むを得まい。

そしてゴールまで走る途中で、前方にひなたさんの幼稚園時代の同級生のA君親子を発見。「A君だけには勝つよ!」とA君のパパがやる気がなさそうなのをいい事に、全力疾走で追いついて、ほぼ同時にゴールイン。


最後尾から怒涛の追い込みを見せる僕たち

カッコイイところを見せたところで、小雨も降ってきたし、疲れちゃったし、いくるさんも落ち着きがなくなってきたし、この場はみきさんに任せて学校のすぐ近くにあるウチの実家に行って昼寝をすることにしました。

その後もいろいろな競技に出場して楽しかったとひなたさんは言ってました。
「よかったね」ってことでまた来年の運動会をお楽しみに!