1月28日の日記「すごくないのかすごいのか」

いつの間にやら1歳と7か月を迎えるいくるさんですが、日に日に人間らしくなってまいりまして、いろいろと・・・じゃないや、何ていったらいいんだ? ま、コミュニケーションが取れるようになって、行動も豊かになってきたのです。それが1歳児として普通の行動なのか、超1歳児級なのか判断しかねているところです。せっかくひなたさんという前例があり、長年こうして育児日記をつけているのに正確な記録はまったくとらずに妙なエピソードだけが蓄積されているばかりで、まったく役に立ちゃしない。

そんなわけで、最近のいくるさんの行動について1歳児にあるまじき行為なのかどうなのか判断するため、とりあえず箇条書きにしてみることにします。

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【正しい怪獣ごっこ】
特にウルトラシリーズのビデオ等を見せた訳ではないのに怪獣ごっこが非常に正しい。
→まず空から怪獣が降りてくる。
 着地と同時に「ドーン」とそれらしい効果音。
→怪獣人形を両手に「ンギャー!」と叫び声をあげて戦う。
→スペシウムポーズをとって「ピ〜!!」とビーム発射。
 誰も教えてないのに。

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【子どもらしくないアニメの趣味】
『ゴールデンエッグス』のビデオを夏からずっと見続けている。
→テーマソングに合わせて「ウーワー♪ ウッハッハ♪」
 それっぽく歌う。
「ブラじゃないんだよぉ!」叫ぶ登場人物に合わせて「ナイ
 ダヨォ」
それっぽく叫ぶ。
→ビデオを見せろと「ウーハー ウッハッハ♪」とそれっぽく
 歌いながらDVDのリモコンをグリグリと強引に渡してくる。
 押しが強い。

今年になってようやく1歳児らしくアンパンマンにハマる。
→おばあちゃんに買ってもらったアンパンマンの絵本が気に入って「パンパンマン!」と 言いながら強引にグリグリ手渡してきて読めとせがむ。押しが強い。

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【子ども番組に厳しい】
年齢相応に教育テレビの「いないいないばあ」を見せる。
→わんわんが大好きで登場すると「わんわん!」と喜ぶ。
→なのに「グルグルドカ−ン」のコーナーが嫌いで、始まると
 叫びながら怒る。小さい子どもがモタモタ踊る姿にイライラす
 るらしい。

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【お手伝い大好き】
洗濯物を干すみきさんに、洗濯カゴからひとつずつ洗いものを出して手渡す。
→せっかちなので手渡しのリズムが速くてみきさんの作業が追い付けない。
洗濯物を取り込むみきさんから、渇いた洗いものを受け取り洗濯カゴにしまう。
→せっかちなので受け取ろうとするリズムが速くてみきさんの作業が追い付けない。

食事後にみんなの食器を重ねてお片付けしようとする。
→陶器は危険なのでプラスチックの容器だけを持たせると
 ちゃんとひとりで洗い場まで運んでくれる。
→お皿を運んだ後は布巾で食卓の上をきれいに拭き始める
→最近はちょっとでも食卓上が汚れるとティッシュを一枚取り出
 してすぐに拭く。かなりマメ。

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【ちょっとした事だけど
鼻にティッシュを当てると「ビィーム」と正しく鼻をかむ。
→最近は自分でティッシュを取り出し「ブビー」と鼻をかむ。
 なにしろティッシュの扱いが正しい。
大人が戸棚などを開けっぱなしにしていると必ず閉める。
→いくるさんが戸棚を開けるのを防御するためのつけたロックも きちんと閉める。ロックの意味がわからない。

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【言葉の覚え方がどうよ】
部屋中に張ったシール動物園は今も大好き。毎日、動物の名前を教えろとせがむ。
→だけどこの遊びを始めて何カ月もたつのに「ゾウ」しか覚えない。
→最近覚えた二つ目の動物の名前は「ビビ(ヘビ)」。ライオンもキリンもいるのに。

家族の呼び方はまず「パパ」を覚えてくれた。いい子だ。
→次にひなたさんを「にいにい」と覚えた。仲良し兄弟だ。
→最後にみきさんを「ちち」と呼んだ。「乳」。母親を食い物だと思っているらしい。
→つい最近、断乳したいくるさん。乳の供給源でなくなった母を何と呼ぶ?

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これらの行為のほとんどは大人のすることを真似しているだけなのでしょう。まねしながらも、それを素早く自分自身のモノにできるのであれば、それはこれから生きていく上での大きな力となることでしょう。

いくるさん。力強く生きていく人という意味の名をつけられた子ども。
1歳7か月にして、その名づけの願いどおりの人生を歩みはじめているようです。


おまけ


両手を使った1歳児にあるまじき巧みさで
定評あるいくるさんのアイス食べ