2月15日の日記「マブダチ」 4月に入学して以来、「女の子から人気がある」だの「バレンタインにチョコもらうやくそくした」だの、男前発言を続けてきたひなたさんであるが、それでもクラスでの人気は2番目だと自己評価は少しだけ遠慮気味です。 その理由はモリタくん(仮名)という同級生の存在があるから。 クラスの中でも背が高くて、ジャニーズJr.のようなイケメン。さらに自宅はこの地域のうまいものランキングでトップに君臨するケーキ屋さんという、その家庭環境までがオイシイというカンペキな男の子。それがモリタくん。
そんな、自分を上回る唯一の存在であるモリタくん。自宅はウチのすぐ近くだし「友だちになりたいなあ」とかねがね口にしていたひなたさんではありました。親としても評判のケーキ屋さんの子と友だち同士になれば、何か良いことがあるかもしれないという、色気たっぷりに心の中でひなたさんを応援していたのでした。 そして、去年のひなたさんの7歳の誕生日。モリタくんの家にケーキを買いに行ったところ、家にいたモリタくん店先まで飛び出してきて、 「ひなたー!! ひなたー!!!」 いきなり激しいハグでお出迎え。あっけにとられて、ハグされるままのひなたさん。モリタくん実は両親がお店でものすごく忙しくて、人一倍の寂しがり屋さんで、友だちがくると過剰に歓迎してくれるのだとか。
ケーキを買い終わって車に乗り込んでも、モリタくん外まで飛び出してきて、走り出した車を追いかけて「ヒナターッ!! ヒナターッ!!」と、叫びながら、手を振りながら全力疾走でお見送り。映画「転校生」のラストシーンか、モリタ。 それがきっかけになったのかどうかわからないけど、学校でモリタくんと遊ぶ機会が増えてきたそうで、年明けからついにウチに遊びに来るようになったのです。同じマンションの同級生たちは、外で元気よく遊ぶ子が多い中、モリタくんはインドア遊びウエルカム。ウチにあるゲームやレゴブロックで仲睦まじく遊んでいます。
ひなたさん、よかったね。いい友だちができて。
さて、ひなたさんが4月にチョコもらうと約束をしていたバレンタインデーがやってきた訳ですが、ひなたさん手ぶらで帰ってきましたよ。確か2〜3人からもらうという話だったはずですが、まあ小学1年生だからね。そんなもんだよな。 「モリタくんはもらったんだよ。6年生の子から」 なんと最上級生から!? さすが美形のモリタくん! 「でも、親戚の子だよ」 ああ、なんだそうだったのか。だったら、アリかもしれないね。 「カンだけどね、ひなくんの」 ひなたさん、そうゆうのはね負け惜しみって言うんだよ。
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