4月20日の日記「新学年・新学期」

「みんなのいいろころを見つけよう」

1年生も終盤となった、ある日の授業でこんなお題が先生から出されたんですって。で、グループになって、一人ひとりのいいところをみんなで順に一枚の紙に書いていくというポジティブプログラム。なるほど、親としても非常に興味深い企画です。さてさて、ひなたさんはみんなにどんな風に見られているのでしょうか? 書いてくれたのは3人。

ひなたくんのよいところ
やさしいところと、かっこいいところと、おもしろいところ。

おお、理想的な子どもじゃなかキミってば。次の子は?

ひなたくんのよいところ
いつも元気で、おもしろくて、ゴキゲンでかっこいいからです。

・・・「からです」といわれても・・・何が?
でも、ゴキゲンなんだね。2人とも書いてくれてる「面白い」ってのは大事な要素だぞ。しかもかっこいいも2人とも書いてる。単に1年生の「よいところ」を表現するボキャブラリーが育ってないとか言ってはいけない。最後の子なんかいっぱい書いてくれたよ。

ひなたくんのよいところ
いつも元気いっぱいで、きょうしつにもどってくると、いつも汗をかくほどげんきいっぱい。すごいやさしい子です。あと、かっこよくて男らしいところ。

ちなみに先の2人は男の子で3人目は女の子。おいおい、女の子に「やさしくて、かっこよくて男らしい」って言われちゃったよ? どうする? いや、どうしようもないけど。だけど、いつも汗をかいているってのは将来、大きなマイナスポイントになる可能性があるな。

てゆか、ひなたさん厚着なんだもの。2月のオープンスクールでも一人だけ、授業中でもジャンパー脱いでなかったし。ただでさえ汗っかきなのに。

でもまあ、こんな風に1年生なりに人間関係をつくっていたんだね。
幼児のころから一人遊びが好きで、マイペースなひなたさんだったから、入学の前はちょっと心配していたんだよ。うん。ホッとした。クラスの中でケーキ屋のモリタくんみたいな親友もできたしね。

こうして、ひなたさんは無事に1年生を修了し2年生に進級することになりました。1年生では200日あった登校日の内で17日も休んじゃったけどね。通知表をウチのじいちゃんに見せたら、「8.5%も休んどるな。あと3日休んだら1割だ」って言われちゃったけどね。てゆか、余計なこと言うなよジジイ。

そして春休みも終わって始業式。ドキドキのクラス替え。
1年生で仲良くなったお友だちは、また同じクラスになれるのかな? そして、担任の先生は1年生のときと同じ大好きな「坊主めくり先生」になるのかな?

クラス発表を見たときのひなたさんの落胆はどれほどのものだったのでしょうか。

ひなたさんの2年3組には、ケーキ屋のモリタくんどころか、毎日仲良く遊んでいるマンションの同級生たち(5人くらいいる)も誰もいないのだそうです。彼らはみんな隣の2組に集中。先生は? 坊主めくり先生じゃなかったの?

「先生も2組」
そんな! そんな事ってあるのか?

さすがにそんな事はありません。これはひなたさんの勘違い。1年の担任の先生は4年生を受け持つことになったそうです。ひなたさん、ショックが大きくて担任の発表のときはどうやら放心状態でよく覚えてなかった模様。

新学期早々のひなたさん、家に帰ってきてみきさんが学校の様子を尋ねると休み時間も教室にで一人黙々と絵を描いているそうで、

「ともだち作るのってむずかしいね」とつぶやいたといいます。

切なすぎるぞ、わが子よ。
「友だちはいつか自然にできるもの」、なんて大人の慰めは今のひなたさんには通じないかもしれないけど、ともあれ早く仲良くお話ができるクラスメイトができるといいね。

あっ、そうそう! 
ちなみに今年の担任の先生はベテランの女性で、怒るとメチャ怖いそうです。

がんばれ、ひなたさん!!