6月26日の日記「2歳児出現」

朝、寝室から起きてきた1歳児はドアを開けてリビングに入るなり、そのつるつるの両頬に右手と左手の人差し指をそれぞれ当ててこう言いました。

「いくちゃんで〜す!!」

誰が教えた!?
誰にも身に覚えがないところを見ると、テレビか何かを見て自分で覚えたのでしょうか? ザ・ぼんち? 
ともあれ、散歩や買い物の途中で出会った人に無差別にこの挨拶をしているらしいいくるさん。先週の日曜日も二人で近所を散歩していたら、見知らぬ人が遠くから手を振ってくれました。もう、すっかりご近所の人気もの。

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おとなしいひなたさんに比べて、3倍(当社比)アクティブないくるさん。想像もできないようなことをしでかして、僕らを驚かせる行動もひなたさんの時の3倍(当社比)です。

僕がご飯を食べるときに、空いたお茶碗をさっと台所まで持って行き、炊飯ジャーをあけてしゃもじでホカホカをごはんをよそって、「おかわり」を持ってきてくれたのにも驚きましたが、最近で一番驚いたのがこれからお話するとある朝の出来事。


いつも、寝ている僕にソッと枕元のメガネを差し出しながら「お〜き〜て♪」とスマートに起こしてくれるいくるさん。この頃は朝刊を持ってくるという技も覚えたのですが、朝は5分でも余分に眠っていたいもの。悪いけどその日は無視して布団をかぶっていたら、諦めてくれたのでしょうか、いくるさんの気配が消えました。そして数分後リビングから響くみきさんの叫び声。

「何!? どうしたのコレ!!」

みきさんの叫び声の元はコレ。僕のメガネ。

 


ちょっと見たところ普通のメガネに見えるけれど、よく見るとつるの部分がきっちりと180度曲げられています。しかも左右キレイに対称に。どうしたらこんなことができるんだ1歳児! すごく困ったけど、あまりにも見事なので、まず写真に撮って記録をしましたよ。修理に持っていったメガネ屋さんも、「えぇ〜!? どうなってるんですか、コレ!?」と、思いっきりいいリアクションを見せてくれたので、ちょっとうれしかったです。

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さてさて、そんなサプライズ幼児いくるさんも本日で2歳になりました。

2年生になっていろいろと新しい漢字を覚えてきたひなたさんが、ある日こんなことを発見してくれました。

「日向の『日』と、生来の『生』を組み合わせると『星』になるよ!」

ああ、ホントだねっ! 君たちが「日に向かって生まれて来た」子どもたちだというのは誰かが教えてくれて知ってたけど、「星の向こうからやって来た」ウルトラな感じの子どもたちでもあったんだね! どちらも後付けの理屈だけど、キミたちが仲良しな理由は名前の中にも隠されていたんだ!

これから二人とももっともっと大きくなって、ひなたさんはゆっくりと自分の世界を見つけていくでしょうし、いくるさんは自らの意志のままにたくましく生きていき、それぞれの個性の違いはより鮮明になっていくに違いありません。

でも、どんな人生を歩むことになろうと、兄弟いつまでも仲良くあってほしいと改めて思ったいくるさんの誕生日でした。


という訳で魔の2歳児に突入〜!

 

《ちょっと気になること》
洗濯とか食事のおかたづけのお手伝いが好きという家庭的ないくるさんですが、一人称がときどき「あたち」になるんですけど、何か意味があるのでしょうか? 今もおじいちゃんが買ってくれた誕生日プレゼントのアンパンマンの人形で「あたち、アンパンマン。あたち、バイキンマン」とか言いながら一人遊びをしていますよ。