中国の法定通貨:人民幣(RMB)中国の通貨は中国人民銀行の発行する人民幣である。人民幣は1999年10月に第5セットが発行され、紙幣として100元、50元、20元、10元と5元の5種類があり、硬貨として1元、5角と1角の3種類がある。人民幣の単位は元であるが、1元は10角、1角は10分と10進法が採用されている。
中国人民銀行と通貨供給中国人民銀行は中国の中央銀行である。国務院の監督下で中国の貨幣政策を制定執行する。中国貨幣金融の総元締めである。人民銀行の歴史は、1948年12月1日の華北・北海・西北農民など諸銀行の統合まで遡れるが、1983年9月に国務院の決定に基づいて中国の中央銀行として活動するようになり、「中華人民共和国中国人民銀行法(1995)」の制定によって法的根拠が与えられた。北京に本店をおき、貨幣政策の制定と執行、人民幣の発行、金融機関の監督、国庫の運営などを主業務にしている。
中国の通貨供給量 種類 1990 1995 2000 2005 2010 2011(1月) M1 6950.7 23987.1 63147.2 107278.57 266621.54 261775.24 M2 15293.4 60750.5 134610.3 298755.48 725851.79 733895.06 出所:2005年以降の数値は中国人民銀行のHPによる。中国統計年鑑、2004年版。説明:各年度末数量。単位:億元。
説明:M1=現金通貨+要求払預金通貨;M2=M1+準貨幣
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