近代中国の銀行制度

金融制度略年表


西欧の銀行植民地銀行のほか、チャータード銀行や香港上海銀行が知られている。
最初の銀行19世紀後半の中国に民間銀行が創設される。中国通商銀行は、「通商興利」を掲げ、発券銀行として経営された。官僚統制、民間経営、官民合弁の段階を踏んで営まれた。
中央銀行清朝政府の大清銀行、民国期の四行(中国・交通・中央・農民)
信交風潮1920年代の中国に初めて出現した金融恐慌のことを言う。金融機関として20年代に信託公司と交易所の経営が盛んとなる。急速に発展したこれらの金融機関は、投機性の強い商品を取り扱い、投機的取引ブームをもたらした。このような資金需要に答えてきた銀行や銭荘が資金回収と貸出し制限に転じたこともあって、資金調達難から、信託会社や交易所のなかでは、破産閉鎖に追い込まれるものが多く、金融恐慌へと発展した。
保険会社中国銀行、金城銀行その他の銀行が1930年頃に保険会社を創設するようになる。人命、火災、水災、交通、運搬、郵送などをカバーする保険内容を売る国外保険業務を経営した。


[ 近代中国の社会と経済 ]