輪口底の四つ目編み花籠です。今回、高台と口の縁巻きに丸籐の半割を使ってみました。
ヒゴ本数は108本。54本×2組です。ヒゴ本数は任意ですが、高台の縛り目とか口仕舞いの縛り目を考えれば自ずと適正な数が決まってきます。この場合は3、4、6、9の公倍数になります。6目で縛れば、縛り目が18箇所、9目なら12箇所で偶数になり、見た目の収まりが良くなります。あくまで好みの問題と思いますが。
輪口を埋める平面は模様をつけてマス網代で編みました。
胴編みの四つ目は既に何度もやっていますが、編み目を揃えることに時間を要することは変りません。
籠全体の姿はふっくらしたカーブで、美人の条件“瓜ざね顔”としました。これは昔の話ですか? 輪口底はヒゴ二本組みで並べました。染めは底の高台を取り付けたところで行いました。今回、ツートーンカラーになるようにヒゴの中央部はやや明るく(軽く染め、)下端部分と上端部分を濃く染めました。
高台の取付けは細ヒゴ一本を沿わせて、籐で芯巻きしました。
口仕上げは高台と同じく丸籐の半割りを外と内に使い、籐の結びを二芯巻きと滴巻きを組合わせ、やや手の込んだものとしました。籐の幅は1ミリ程度です。
講師の先生に見てもらったところ、二芯の縛り方について指導を頂きました。次作で改善します。
・・・下の写真は第2作です。 |