そもそもこの入れ物を作る予定ではありませんでしたが、第19作に掲載した「桂川籠」を作りかけたところ、底から胴への立ち上がりのカーブが思うように行かず、途中まで編んだところで桂籠は断念、とりあえず小物入れとしました。 漆にボンドと砥の粉を練りこみ、編み目を埋めました。 内張りは紙を貼り付け、漆塗りしました。 蓋は網代で編んだものを丸く仕上げましたが、何となくユーモラスな入れ物になりました。 茶席の菓子入れにどうでしょうか。