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           第18作    小物入れ        H20・8月   



 
そもそもこの入れ物を作る予定ではありませんでしたが、第19作に掲載した「桂川籠」を作りかけたところ、底から胴への立ち上がりのカーブが思うように行かず、途中まで編んだところで桂籠は断念、とりあえず小物入れとしました。
 漆にボンドと砥の粉を練りこみ、編み目を埋めました。
 内張りは紙を貼り付け、漆塗りしました。
 蓋は網代で編んだものを丸く仕上げましたが、何となくユーモラスな入れ物になりました。
 茶席の菓子入れにどうでしょうか。


 内側、和紙でやりたいところですが手元にありませんので障子紙を利用しました。
 予め濃色で染めておいたものを何片かに切わけ貼り付けた後、漆で固めました。