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      2作 吊り花籠

  四つ目編みの正方形三面で三角籠を構成します。平面で縦横のヒゴを組み、その後三角の立体にヒゴを組む行程が新しいテクニックとして勉強しました。難易度は高くありませんが、四つ目を丁寧に揃えるあたりが、出来栄えに反映します。

  縁かがりは皮籐を使って、立ち竹を一本置きに折り曲げて編み込んでいきます。その後、縁あて竹を皮籐で捲いて三角籠部分は出来上がりです。

  吊り紐は皮籐で鎖を作ります。時間を要しそうに見えますが、竹筒で作った補助具を利用して同一寸法のものを効率よく作るので、それ程でもありません。

  最後は竹棒で吊り手を製作して完成します。床の間の天井脇から吊ると結構立派なものです。