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         第32作    手付きの小籠    H22・ 3月



 第31作の大物が完了したところで、少々疲れましたので気分を変え、余った端材で小物籠を編みました。

 底は菊底編みで、径10・5p ヒゴ12本組で立ち竹は24本になります。本体高は14p、手を含めて30pです。

 腰立ち部分は縄編みし、矢筈を挿す間隔を2pほど空け縄編みを2周します。
 矢筈は5〜6p、巾6oが48枚です。
 中段から上段の胴編みはザル編みです。最後口仕舞いで再度縄編みを施し、口は巻き縁仕上げしました。立ち竹の目数が24ですので、5本飛びで5周すると丁度うまく巻けます。
 手竹は2本を絡ませ八の字結びで完了です。

 端材で作りましたので、ヒゴ材料の調整にはそれ程時間はかかっていません。籠編みを含めて昨日と今日の二日で出来ました。

 入門レベルよりやや進んだあたりの方なら、丁度手頃な参考作品になると思います。
【菊底組み、矢筈挿し、手の八の字結び(3〜4枚に薄く剥ぐ。)など、】

     

    軽く着色して錆び付け、ウルシ塗り