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         第36作    六つ目花入れ    H22・ 10月

                
          11月20日 改良2号作・末尾に掲載
                                    

 大作に取り組もうと計画しているのですが仲々デザインが決まらず、2ヶ月ほどが経過してしまいました。苦悩の日々が続いています。
 気分転換に少し時間を頂き、六つ目の花入れを製作することにしました。

 期限を自分で3日と決め取り掛かりました。何とか本体は完了しましたが、染と漆掛けまでには至りませんでした。後日出来上がりましたら写真を差し替えることにします。

 基本的な編みの六つ目で難しいところはありませんが、材料の調製から始めてさすがに3日間集中しました。

 
初日
 材料ヒゴは2・5_巾 中一節60センチを30本(底組み10段)+12本(胴回し)を作って・・・お昼御飯です。
 午後ひたすら編み作業で本体が出来上がりました。


 
3日目 6本の足を籐で縛り、手を取り付けて何とか本体は完成しました。
   10月28日 午後5時・・・


 10月31日 染めとウルシ完了
 2日目は各部材の製作をします。
 胴に取り付ける足を6本。縁仕舞いの巻き竹(巾8_ 長さ2b)を2本(下巻きと表巻き) 縁巻きの内と外に宛がう巻き竹を2本。
 2日目は晩飯のあと酩酊しながら残業。但し手当てはつきません。
 縁巻きをして口仕舞いまで終了しました。



   11月
 1号作の課題・問題点を改善し、2号作を仕上げました。

@ 全体の形としてやや高い感じがするので、2段低くする。(1号作は11段目を口縛りした。)
A 手の取り付けが不十分でぐらつきがあるので改善する。
B 胴の補強竹の差し込み方を、縁巻きの芯の中に差し込む。(1号作は縁巻き竹の内側に差し込んだ。)
 よく考えずに9段目を縁回しして仕上げるつもりが、補強竹の差込に難があり、更に1段下げて8段目を縛ることになってしまい、描いた姿より低くなってしまいました。

@ 一段毎に縁巻きする段の形状が異なり、写真の白い竹の位置(一段下、上でも同じ。)で縁仕上げをしようとすると縁巻きの竹を通す目が潰れてしまう事に気が付きませんでした。【10段目を縁回しするのが最適であることが分かりました。】

  

 手の取り付けは縁巻き部分をぐるっと廻してから籐でしっかり縛ります。